潮風の家は新しくても油断できない🌊|南相馬・相馬の住宅で塩分と湿気から外まわりと室内を守る
2026/10/10
南相馬・相馬で沿岸部の住まいにお暮らしの方へ
潮風の塩分と湿った海風、その両方から建物を守る
こんにちは😊 東北地方のカビトラブルを解決する MIST工法®カビバスターズ仙台です!施工・現場リーダーの稲垣です。
「サッシのレールに白い粉のようなものがたまる」「網戸や換気フードの金物がすぐ錆びる」「新しい家なのに、北側の部屋がカビ臭い」。南相馬市や相馬市など、福島県の沿岸部にお住まいの方から、こうしたご相談をいただくことがあります。
海に近い地域の住まいは、内陸とは違う条件にさらされています。ひとつは潮風に含まれる塩分です。塩分は金属を錆びさせ、サッシや換気フード、雨どいの金物を傷めます。金物が傷んですき間ができると、そこから湿った外気が入り込みます。
もうひとつは、海からの湿った風です。夏の南東風は水分を多く含み、室内の湿度を押し上げます。冬は冷たい北西風が吹き付け、窓や壁の表面温度を下げます。つまり、夏は湿気、冬は温度差という形で、一年を通してカビの条件が生まれます。
この記事では、沿岸部の住宅で起きやすいこと、確かめたい場所、季節の手入れ、新築や築浅の住宅でも注意したい点、そして調査と対策の流れをお伝えします。
台風シーズンが落ち着き、冬の北西風が強まる前のこの時期は、外まわりの手入れに向いた季節です。
第1章|沿岸の住宅で起きやすい3つのこと
塩分の付着・湿った海風・冬の温度差
沿岸部の住宅で相談が多い症状には、共通する背景があります。
【① 塩分が金物を傷める】
潮風に含まれる塩分は、サッシ、網戸、換気フード、雨どいの留め具、物置の扉など、あらゆる金物に付着します。塩分は金属の腐食を早め、動きが固くなったり、すき間ができたりします。すき間ができれば、そこから外気と雨水が入り込みます。カビの相談としていただく内容の多くは、この「すき間」が出発点になっています。
【② 湿った海風が室内の湿度を上げる】
夏、海からの風は水分を多く含みます。窓を開けて風を通したつもりでも、湿った空気を室内に入れていることがあります。とくに霧の出やすい時期は、外の湿度が非常に高くなります。洗濯物が乾かない、部屋がじっとりする、といった感覚があるときは、外の湿度を確かめてから換気することをおすすめします。
【③ 冬の北西風が窓と壁を冷やす】
冬になると、冷たく乾いた風が海側から吹き付けます。風が直接当たる面は表面温度が下がり、室内側で結露が起きやすくなります。海に面した側の部屋だけ窓が濡れる、という住宅も珍しくありません。
夏は湿気、冬は温度差。どちらも建物の「すき間」と「冷える面」で問題になります。
沿岸部の住まいでは、室内だけでなく外まわりの点検が欠かせません。
サッシのレールと下枠は、塩と砂がたまる場所です。白い粉のような塩の結晶が見えることがあります。たまった塩分は湿気を呼び込み、レールの腐食を進めます。網戸のレールも同様です。
外壁の継ぎ目とシーリングは、建物の防水を担う部分です。シーリングが硬くなってひび割れていないか、目地が痩せていないかを確認します。ここが切れると、壁の中に雨水が入り込みます。
換気フードと給排気口は、金物が錆びやすく、網が目詰まりしやすい場所です。フードのカバーが傷んで外れていると、雨と湿気が直接入ります。
物置やガレージは、外気の影響をそのまま受ける建物です。扉のパッキンが傷むとすき間から風が入り、内部で結露します。中に保管している物の底面を、年に一度は確かめましょう。
下の表に、場所ごとの起きやすいことと確認の方法をまとめました。
外まわりの点検は、天気のよい日に行います。高所の作業は無理をせず、手の届く範囲にとどめてください。
第2章|確かめたい4つの場所
サッシのレール・外壁の継ぎ目・換気フード・物置
場所 | 起きやすいこと | 確認の方法 |
|---|---|---|
サッシのレール・下枠 | 塩と砂がたまり腐食が進む | 白い粉状の付着を確認し水で流す |
外壁の継ぎ目・シーリング | 硬化やひび割れで雨水が入る | 目地を指で押して弾力を見る |
換気フード・給排気口 | 金物が錆び、網が詰まる | カバーの傷みと目詰まりを確認 |
物置・ガレージ | すき間風で内部が結露する | 保管物の底面を持ち上げて見る |
海側の部屋の窓 | 冬の北西風で表面が冷える | 朝の水滴の量を比べる |
第3章|季節の手入れ|洗って、乾かす
水で塩を落とす・しっかり乾かす・写真で記録する
沿岸部の住まいでは、「洗って乾かす」が基本の手入れになります。
【① 水で塩分を洗い流す】
サッシのレール、網戸、手の届く範囲の外壁や金物を、水で流します。塩分は水に溶けるため、洗い流すだけでも効果があります。高圧洗浄機を使う場合は、シーリングや外壁材を傷めないよう、圧力と距離に注意してください。
【② しっかり乾かす】
洗った後は、水分を残さないようにします。レールの溝にたまった水は、布で吸い取ります。濡れたまま放置すると、かえって腐食が進みます。
【③ 年に一度、同じ場所を写真に残す】
外壁の継ぎ目、換気フード、サッシの下枠を、毎年同じ位置から撮影します。少しずつ進む劣化は、記憶では比べられません。写真があれば、補修の時期を判断しやすくなります。
【④ 室内の湿度を確かめる】
温湿度計を置き、室内の湿度をおおむね40〜60%に保ちます。夏の湿った日は、窓を開けるより除湿運転のほうが効果的なこともあります。
【⑤ 換気は外の状態を見てから】
霧が出ている日、海からの湿った風が強い日は、窓を開ける時間を短くします。外が乾いている日を選んで、しっかり空気を入れ替えましょう。
第4章|新築・築浅の住宅でも注意したい点
建材の水分・高気密と換気・床下の通気・点検記録
「新しい家だからカビとは無縁」と思われがちですが、実際には築浅の住宅からのご相談も少なくありません。
【① 建材に含まれる水分】
コンクリートの基礎やモルタル、木材には、施工時の水分が残っています。完成から数年のあいだは、その水分が少しずつ放出されます。閉め切った状態が続くと、放出された水分が室内にとどまります。
【② 高気密住宅は換気が要】
気密性の高い住宅は、計画換気が前提でつくられています。24時間換気を止めてしまうと、湿気の逃げ道がなくなります。沿岸部では「潮風が入るから」と換気口を閉じてしまう例がありますが、室内に湿気がこもる原因になります。フィルターの清掃で対応するほうが、住まいには優しい選択です。
【③ 床下の通気口をふさがない】
物置、植木鉢、防風のためのシートなどで床下の通気口がふさがれていないかを確認します。沿岸部では、飛砂で通気口が埋まることもあります。
【④ 定期点検の記録を残す】
新築の住宅には、施工会社による定期点検があります。そのときに、湿気や結露についても確認してもらい、記録を残しておくと、後の判断材料になります。
【⑤ 引渡し後の最初の冬が分かれ目】
建材の水分が残った状態で最初の冬を迎えると、結露が出やすくなります。その年の様子を記録しておくことをおすすめします。
第5章|調査と対策の流れ
状況の確認・含水率・内部の確認・除去と再発防止
原因が外からの浸入なのか、室内の湿気なのかによって、対策は変わります。カビバスターズ仙台では、次のように進めます。
【① 状況をお聞きする】
いつから、どの部屋の、どこが湿るのか。海からの距離、風の当たる向き、換気の使い方まで伺います。沿岸部では、建物の向きと風向きが大きく関係します。
【② 含水率を測る】
壁、床、押入れの内部、床下の木部の含水率を測定器で測ります。外壁側と内側で数値を比べることで、水が外から入っているのか、内部の結露なのかを判断します。
【③ 内部の状態を確認する】
既存の点検口からファイバースコープを入れ、壁内や床下、天井裏を確認します。シーリングの切れやサッシまわりからの浸入が疑われる場合、その周辺を重点的に見ます。
【④ 空気の状態を確かめる】
一般社団法人微生物対策協会と連携した落下菌検査や浮遊菌検査で、室内の空気の状態を数値化します。
【⑤ 除去と再発防止をセットで】
MIST工法®は、素材を「削らない・擦らない」ことを基本としたカビ除去の方法です。除去の後は、すき間の補修、換気の見直し、収納の使い方まで含めてご提案します。外まわりの補修が必要な場合は、その順番もお伝えします。
第6章|よくある質問|沿岸部の住まいとカビ
潮風の範囲・新築・外壁の洗浄・換気の考え方
Q1.潮風の影響は、海からどのくらいまで届きますか?
A.地形や風向きによって大きく変わります。数百メートルでも影響が少ない場所もあれば、数キロ内陸でも金物の傷みが早い地域もあります。まずはご自宅の金物の傷み具合を見てください。
Q2.新築なのにカビが出ました。施工不良でしょうか?
A.建材に残った水分が原因のこともあり、必ずしも不具合とは限りません。ただ、雨水の浸入や断熱の施工に問題がある場合もあるため、状態を確かめることをおすすめします。
Q3.外壁の洗浄は自分でできますか?
A.手の届く範囲を水で流すだけでも効果があります。高所作業や高圧洗浄は、外壁材やシーリングを傷めることがあるため、無理をしないでください。
Q4.24時間換気を止めてもよいですか?
A.おすすめしません。湿気の逃げ道がなくなります。潮風が気になる場合は、フィルターの清掃頻度を上げて対応しましょう。
Q5.窓を開けると湿気が入る気がします。
A.夏の霧の日や海風の強い日は、外の湿度が非常に高くなります。温湿度計で外と中を比べてから換気しましょう。
Q6.物置の中のカビも相談できますか?
A.ご相談いただけます。物置は外気の影響を受けやすく、結露が起きやすい構造です。中の物の保管方法も含めてご提案します。
手に負えないカビトラブルは、MIST工法®カビバスターズ仙台までご相談ください。
まとめ|沿岸の住まいは「すき間」と「洗って乾かす」が鍵
この秋のうちにできることをおさらい
南相馬市・相馬市をはじめとする福島県の沿岸部は、潮風の塩分と湿った海風という、二つの条件を抱えた地域です。カビの相談の多くは、金物の傷みでできた「すき間」から始まっています。
最後に、この記事のポイントをおさらいしましょう。
✔ 起きやすいのは「塩分による金物の傷み」「湿った海風」「冬の温度差」
✔ 見るのは、サッシのレール・外壁の継ぎ目・換気フード・物置
✔ 手入れの基本は「水で塩を落として、しっかり乾かす」
✔ 新築・築浅でも、建材の水分と換気の使い方に注意
✔ 改善しないときは、含水率と内部の状態を確かめる
冬の北西風が強まる前のこの時期に、サッシのレールと外まわりの金物を洗っておくと、冬のあいだの傷みを抑えられます。
カビバスターズ仙台では、建物の状態を数値で確かめたうえで、素材を「削らない・擦らない」MIST工法®によるカビ除去と、再発を防ぐご提案をしています。南相馬市・相馬市をはじめ、福島県内・東北各地からのご相談をお待ちしています😊
----------------------------------------------------------------------
カビバスターズ仙台
MPソリューション株式会社
〒980-0013
宮城県仙台市青葉区花京院2-1-61
オークツリー仙台1F
電話番号 090-8957-8975
----------------------------------------------------------------------

