浄水場・ポンプ室にカビ臭?💧|福島の上下水道施設で管理棟・電気室・地下ピットを守る点検
2026/10/04
福島で上下水道施設を管理されている方へ
浄水場・配水池・ポンプ場の管理棟で、湿気とカビ臭を抑えるために
こんにちは😊 東北地方のカビトラブルを解決する MIST工法®カビバスターズ仙台です!施工・現場リーダーの稲垣です。
「ポンプ室に入ると、むっとしたカビ臭さがする」「配管の下の床がいつも濡れている」「電気室の盤の裏に黒い点が出てきた」。福島県内の上下水道施設や、その維持管理を受託されている事業者の方から、こうしたご相談をいただくことがあります。
水道施設は、その性格上、建物の中に水と配管が集まっています。配管の表面では温度差によって結露が起き、地下や半地下の部屋は地中の冷たさの影響を受けます。さらに、無人で運転されている施設や、巡回点検のときだけ人が入る施設では、扉が閉まっている時間が圧倒的に長くなります。
カビが問題になるのは、見た目やにおいだけではありません。電気室や制御盤のまわりでは、ほこりと湿気が重なることで、機器の状態に影響することがあります。書類庫や図面庫では、紙が湿気を吸い込み、保存性に関わります。
この記事では、水道施設で湿気がこもる理由、施設内で確かめたい場所、点検の進め方、季節ごとの注意点、そしてカビが出てしまったときの流れを、現場の目線で整理してお伝えします。
秋は外気が乾き、換気と点検がしやすい季節です。冬の温度差が大きくなる前に、施設の状態を一度確かめておきましょう。
第1章|水道施設で湿気がこもる3つの理由
配管の結露・地下の冷たさ・無人の時間
水道施設の湿気は、日常の清掃だけでは解決しにくい原因から生まれています。現場で確認することの多い理由は、次の3つです。
【① 配管まわりの結露が続く】
送水管や揚水管の表面は、中を流れる水の温度と室温の差によって結露します。保温材が巻かれていても、継ぎ目や支持金物の部分では露が出ることがあります。その水が床に落ち、床が常に湿った状態になると、壁の下部や機器の脚元からカビが育ちはじめます。
【② 地下・半地下の部屋は夏に結露する】
地中の温度は一年を通して安定しており、夏でも地下の部屋は外よりひんやりしています。そこに高温多湿の外気が流れ込むと、冷えた壁や床の表面で結露が起きます。地上の部屋とは逆に、地下では夏こそ結露に注意が必要です。換気のつもりで扉を開けることが、かえって湿気を呼び込む場合もあります。
【③ 人がいない時間が長い】
無人運転の施設や、巡回時のみ立ち入る施設では、扉が閉じている時間が長く、空気が動きません。人が出入りする建物であれば自然に行われる換気が、水道施設では起こりにくいのです。しかも、異常がなければ立ち入りの機会も減るため、気づいたときには広がっていた、ということが起こります。
この3つに加えて、施設の多くは鉄筋コンクリート造で、建物自体が冷えやすく、結露が起きやすい構造でもあります。まずは「どこで水滴が生まれているか」を押さえることが出発点です。
第2章|施設内で確かめたい場所
配管まわり・電気室・地下ピット・書類庫
巡回点検の中に組み込みやすいよう、確認する場所を整理しておきます。
配管まわりでは、結露水の跡を探します。床にできた輪じみ、支持金物の下の黒ずみ、保温材の継ぎ目の変色などが手がかりです。保温材が湿ったまま放置されると、内部で腐食が進むこともあります。
電気室や制御盤の裏側は、ほこりと湿気が同時にたまる場所です。盤の背面や下部、ケーブルの引き込み口のまわりを確認します。ほこりが湿気を含むと、そこがカビの栄養源になります。
地下ピットや地下階の通路は、換気が届きにくく、夏の結露が残りやすい場所です。においの変化、壁の白い粉(エフロレッセンス)、床の水たまりの有無を見ておきます。
書類庫・図面庫では、紙が湿気を吸います。棚の最下段や外壁側の棚から傷みが出るため、段ボール箱で保管している場合は底面を確認します。
下の表に、場所ごとの起きやすいことと確認の方法をまとめました。巡回点検表の項目としてお使いいただけます。
表のとおり、いずれも特別な機器がなくても確認できる内容です。気になる箇所が見つかったら、その場で判断せず、日付の分かる写真を残しておくことをおすすめします。
場所 | 起きやすいこと | 確認の方法 |
|---|---|---|
配管まわり | 結露水が落ち、床に輪じみ | 支持金物の下と保温材の継ぎ目を見る |
電気室・盤の裏 | ほこりと湿気でカビが付く | 背面とケーブル引込口を確認 |
地下ピット・地下通路 | 夏の結露で壁や床が濡れる | におい・白い粉・水たまりを確認 |
書類庫・図面庫 | 紙が湿気を吸い、においが出る | 最下段と外壁側の棚を見る |
管理棟の外壁側の部屋 | 冬の結露で壁の下部が黒ずむ | 巾木の上を手で触って湿りを見る |
第3章|点検の進め方|無人施設こそ記録が助けになる
温湿度の記録・同じ位置からの写真・換気経路の確認
水道施設の点検では、「前回と比べてどうか」が判断の軸になります。そのために、記録の形を整えておくことが役に立ちます。
【① 温湿度を巡回ごとに記録する】
管理棟、ポンプ室、電気室、地下ピットなど、条件の違う部屋に温湿度計を置き、巡回のたびに数字を控えます。湿度がおおむね60%を超える状態が続く部屋は、換気か除湿の見直しが必要です。
【② 同じ位置から写真を撮る】
壁の下部、配管の支持部、盤の裏など、気になる箇所を毎回同じ位置・同じ角度で撮影します。写真が並べば、進行しているのか止まっているのかが分かります。
【③ 換気経路を確かめる】
給気口と排気口が物でふさがれていないか、フィルターが目詰まりしていないかを確認します。換気設備があっても、経路が詰まっていれば空気は動きません。
【④ 点検表に落とし込む】
確認項目と順番を紙に落としておけば、担当者が代わっても同じ点検ができます。受託事業者が入れ替わる可能性がある施設ほど、この形が効いてきます。
記録は、修繕や設備更新を検討するときの根拠にもなります。「においがする」という報告だけでは判断が難しくても、湿度の推移と写真があれば、必要性を具体的に説明できます。
第4章|季節ごとの注意点
夏の地下結露、秋の設備清掃、冬の温度差、梅雨の書類庫
水道施設は一年中稼働していますが、季節によって弱点が変わります。
【夏|地下と半地下の結露】
外気が高温多湿になる時期は、地下の部屋で結露が起きやすくなります。扉や窓を開けての換気は、外気の湿度が低い時間帯を選びます。蒸し暑い日中の開放は、湿気を呼び込むことになります。
【秋|設備の清掃と点検】
外気が乾き、施設を乾かしやすい季節です。換気扇のフィルター清掃、給排気口まわりの清掃、排水溝の詰まりの確認をこの時期にまとめて行うと、冬に備えられます。夏に見つかった不具合の補修も、乾いているうちに進めるのが確実です。
【冬|配管まわりと外壁側の温度差】
気温が下がると、配管と室内の温度差が大きくなり、結露の量が変わります。保温材の損傷や、結露水の落ちる位置の変化を確認します。管理棟では、外壁に面した部屋の壁の下部に注意します。
【梅雨|書類庫・図面庫の湿度】
外気の湿度が高くなる時期は、紙類の保管環境が悪化します。除湿機を運転する、扉の開閉を最小限にする、棚の最下段を空けるなどの工夫が有効です。
季節ごとの弱点が分かっていれば、点検の重みづけができます。限られた人員で管理する施設ほど、「この季節はここを重点的に見る」という形が役に立ちます。
第5章|カビが出てしまったときの進め方
作業員の安全・含水率・浮遊菌検査・素材を傷めない除去
施設でカビが確認された場合は、作業される方の安全と、設備への影響の両方を考えて進めます。
【① 作業時の防護と換気】
胞子を吸い込まないよう、マスクと手袋を着けて作業します。狭い地下ピットなどでは、酸素欠乏や有害ガスの危険もあるため、施設の安全手順に従い、単独作業は避けてください。
【② 含水率で湿りを確かめる】
カビバスターズ仙台では、壁・床・木部の含水率を測定器で測り、どこが湿っているのかを数値で確認します。結露水なのか、漏水なのか、地中からの湿気なのかによって、対策が変わります。
【③ 空気の状態を数値化する】
一般社団法人微生物対策協会と連携した浮遊菌検査や落下菌検査で、室内の空気の状態を確かめます。電気室や書類庫など、人が長時間立ち入らない部屋でも、空気の状態を数値で残しておくことで、対策の必要性を判断しやすくなります。
【④ 設備を傷めずに除去する】
MIST工法®は、素材を「削らない・擦らない」ことを基本にしたカビ除去の方法です。塗装面やコンクリート、木部を削らずに処理できるため、設備や仕上げを大きく傷めずに進められます。作業範囲と時間は、施設の運転計画に合わせて調整します。
【⑤ 報告書を残す】
調査と施工の記録は、写真と測定値をまとめた報告書としてお渡ししています。受託事業者から発注者への報告、所管課内での共有にもお使いいただけます。
第6章|よくある質問|水道施設のカビについて
稼働中の調査・電気室・地下ピット・記録の扱い
Q1.施設を停止せずに調査できますか?
A.運転を止めずに確認できる範囲から進めます。停止が必要な作業がある場合は、事前に範囲と時間をお打ち合わせします。
Q2.電気室のカビは放置するとどうなりますか?
A.ほこりと湿気が重なると、絶縁の低下や接点の不具合につながる可能性があります。機器の点検を担当される事業者とも情報を共有しながら、早めに状態を確かめることをおすすめします。
Q3.地下ピットの湿気は、換気で解決しますか?
A.外気の状態によります。夏の蒸し暑い時期に外気を入れると、かえって結露が増えることがあります。温湿度を測り、外より内側が乾いているかを確かめてから換気しましょう。
Q4.書類庫の紙にカビが出ました。
A.紙は内部まで菌糸が入り込みやすい素材です。重要書類については、状態を確認したうえで、保管場所そのものの見直しを含めてご相談ください。
Q5.どのくらいの周期で点検すればよいですか?
A.施設の条件によりますが、季節の変わり目ごと(年4回)に温湿度と写真を残す形が、負担が少なく変化も追いやすい方法です。
Q6.複数の施設をまとめて相談できますか?
A.可能です。施設ごとの条件が違うため、優先順位をつけて計画的に進めるご提案もしています。
手に負えないカビトラブルは、MIST工法®カビバスターズ仙台までご相談ください。
まとめ|水道施設のカビ対策は「結露の出どころ」と「記録」から
巡回点検にそのまま組み込めるポイントをおさらい
浄水場やポンプ場、配水池の管理棟は、配管の結露、地下の冷たさ、無人の時間という三つの条件が重なりやすい施設です。カビはにおいや見た目だけの問題ではなく、電気設備や保存書類にも影響します。
最後に、この記事のポイントをおさらいしましょう。
✔ 湿気の主な原因は「配管の結露」「地下の冷たさ」「人がいない時間」
✔ 見るのは、配管まわり・電気室の盤の裏・地下ピット・書類庫
✔ 巡回ごとに温湿度を記録し、同じ位置から写真を撮る
✔ 夏の地下は、外気を入れる換気が逆効果になることがある
✔ カビが出たら、含水率と浮遊菌検査で状態を数値にしてから対処する
福島県内は、浜通り・中通り・会津で気候が大きく異なります。同じ設備でも、立地によって結露の出方が変わるため、施設ごとの記録を積み重ねることが、いちばんの近道です。
カビバスターズ仙台では、施設の運転計画に合わせた調査と、素材を「削らない・擦らない」MIST工法®によるカビ除去をご提案しています。福島県内をはじめ東北各地の公共インフラ施設で、カビ臭や結露にお困りの際は、お気軽にご相談ください😊
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