すが漏れが天井カビの原因に⁉️青森市の豪雪住宅で今すぐ確認したい調査法と業者の選び方
2026/09/14
すが漏れが天井カビの原因に⁉️青森市の豪雪住宅で今すぐ確認したい調査法と業者の選び方
こんにちは😊 東北地方のカビトラブルを解決する MIST工法®カビバスターズ仙台です!
「雪解けの時期になると、決まって天井の同じ場所にシミが浮き出てくる」「屋根は直してもらったはずなのに、また染みてきた気がする」——青森市や五所川原市、つがる市、むつ市など日本海側の豪雪エリアにお住まいの方から、この時期こうしたお声をよくいただきます。
実はこれ、屋根そのものが壊れている「雨漏り」とは違う、豪雪地帯特有の現象であるケースが少なくありません。その名も「すが漏れ」。屋根に積もった雪が凍結と融解を繰り返すことで発生し、放置すると天井裏でカビが静かに広がっていくやっかいな問題です。
今回は、このすが漏れが起きる仕組みから、天井のシミの奥で実際に何が起きているのか、そして壁や天井を壊さずに内部の状態を確認する方法まで、施工現場を数多く見てきた立場から詳しく解説していきます。「業者に見てもらったけれど、原因がはっきりしないまま様子見と言われた」という方にも、判断材料として参考にしていただける内容です。
目次
第1章|「すが漏れ」とは?青森市の豪雪地帯で起きる雪解けの罠
屋根の雪が凍って"ダム"になる現象
「すが漏れ」(すが漏り)とは、屋根に積もった雪が屋内の熱で一度溶け、その水が軒先まで流れたところで再び外気に冷やされて凍りつき、氷のダムのような塊(アイスダム)を作ってしまうことで発生する雨漏りに似た被害のことです。
屋根の上では、次のようなプロセスが起きています。
✔ 屋根の断熱が不十分だったり、小屋裏に暖気がこもったりすると、屋根面の雪が下から溶け始める ✔ 溶けた水は屋根の傾斜に沿って軒先へ流れていく ✔ 軒先部分は屋内の熱の影響を受けにくく気温が低いままなので、流れてきた水がそこで再凍結する ✔ 凍った氷が堤防(ダム)のようにせき止められ、後から溶けてくる水の行き場がなくなる ✔ せき止められた水は屋根材の隙間から逆流し、防水シートの継ぎ目や釘穴などを通って屋根内部に侵入する
つまり「屋根が壊れているから漏れる」のではなく、「雪が溶けて凍る」という青森県のような豪雪地帯ならではの気象条件そのものが原因になっているのが、すが漏れの厄介なところです。屋根材や防水シートに大きな破損がなくても発生しうるため、「うちの屋根はまだ新しいから大丈夫」「数年前に葺き替えたばかりだから心配ない」と考えている方ほど見落としやすい現象といえます。
一般的な雨漏りであれば、屋根材のズレや割れ、経年劣化といった「原因になる破損箇所」がどこかに存在します。ところがすが漏れの場合、屋根材そのものは正常に機能していても、雪と気温という自然条件が重なるだけで水の逆流が起きてしまいます。そのため、屋根の点検で「異常なし」と診断された住宅でも、翌年の雪解け時期に同じようにシミが出てくることがあるのです。これは業者の見落としというより、点検のタイミングやチェック項目が「破損の有無」に寄っていて、「凍結融解が起きやすい形状かどうか」まで踏み込んで見ていないケースが多いためです。
なぜ青森県の日本海側で起こりやすいのか
青森市・五所川原市・つがる市・むつ市といった日本海側のエリアは、豪雪地帯特有の湿った重い雪が積もりやすく、さらに日中と夜間の寒暖差によって「溶ける→凍る」のサイクルが繰り返されやすい気候です。加えて、住宅の高断熱化が進んだことで小屋裏や屋根面に熱がこもりやすくなり、皮肉にも「屋根の雪が溶けやすい家」が増えている側面もあります。
暖房効率を高めるための断熱・気密性能の向上が、意図せずすが漏れのリスクを高めてしまうことがある——この矛盾を知っておくことが、豪雪地帯で家を守る第一歩です。特に築年数が古く、後から断熱リフォームだけを行った住宅では、小屋裏の換気経路が当初の設計から変わっていないことも多く、暖気がこもりやすい構造のまま雪解けシーズンを迎えているケースも見受けられます。屋根の形状も影響しており、谷部分(屋根面が谷状に交わる箇所)や、片流れ屋根の低い側の軒先など、雪や水が集まりやすい形状の部分は特にすが漏れが発生しやすい傾向があります。
積雪の重さと融雪パターンの地域差
同じ青森県内でも、日本海側の日本海に近いエリアは湿った重い雪(いわゆる「べた雪」)が積もりやすく、内陸部や太平洋側とは雪質そのものが異なります。重い雪は屋根面に密着しやすく、断熱材や小屋裏からのわずかな熱でも溶けやすい性質があるため、青森市・五所川原市・つがる市・むつ市といったエリアでは、他の地域以上にすが漏れへの警戒が必要だと考えられます。除雪や雪下ろしのタイミング、屋根の向きによる日照条件によっても融雪の進み方は変わってくるため、「近所の家は大丈夫だから、うちも大丈夫」とは一概に言えない点にも注意が必要です。
天井のシミは「もう内部に水が入っている」サイン
天井にシミが出てきた時点で、屋根内部にはすでに一定量の水が侵入していると考えるべきです。表面のシミはあくまで「氷山の一角」であり、そこに至るまでの間、野地板(屋根材の下地となる板)や断熱材は湿った状態にさらされ続けています。
次の章では、このシミの"奥"で具体的に何が進行しているのかを見ていきます。
第2章|天井のシミを放置するとどうなるか|野地板・断熱材内部で進むカビと腐朽
見えない場所で「湿った状態」が続くことの怖さ
すが漏れによって屋根内部に侵入した水分は、天井の仕上げ材の裏側にある野地板や、その上下にある断熱材にじわじわと吸収されていきます。木材は含水率(木材に含まれる水分の割合)が高くなるほどカビや腐朽菌にとって好都合な環境になり、一般的に含水率が20%を超えるとカビが発生しやすくなり、25%を超えると木材を腐らせる「木材腐朽菌」までが活性化するといわれています。住宅の構造材として好ましいとされる含水率はおおむね20%以下ですから、すが漏れで水が浸入し続ける野地板は、この安全域を簡単に超えてしまう環境に置かれているのです。
カビと腐朽菌はセットで進行する
カビと木材腐朽菌は原因も進行の仕方も異なりますが、どちらも「湿った木材」という同じ条件を好むため、天井裏では同時並行で被害が進むケースが多く見られます。
✔ カビ:木材の表面や断熱材の繊維に黒ずみとして広がり、胞子を室内側にも放出する ✔ 腐朽菌:木材の内部組織(セルロースやリグニン)そのものを分解し、強度や耐久性を低下させる
進行が進んだ天井裏では、野地板が黒く変色するだけでなく、指で押すと崩れるほど脆くなっているケースも珍しくありません。表面のクロスや天井材を張り替えただけでは、この内部の劣化には一切手が付けられていないことになります。
さらに厄介なのは、カビや腐朽菌が野地板だけにとどまらないという点です。垂木や母屋(屋根を支える木材)まで水分が伝わると、構造そのものの耐久性に関わる問題へと発展します。屋根の積雪荷重を支えているのはまさにこうした構造材であるため、豪雪地帯においては「雨漏りより深刻な構造リスク」として捉える必要があります。天井材の裏側という限られた空間はカビにとって温度・湿度ともに安定しやすい環境でもあり、一度繁殖が始まると乾燥しない限り自然に止まることはほとんどありません。
カビの胞子は天井裏だけにとどまらない
天井裏で繁殖したカビは、天井材のわずかな隙間や、照明器具・換気扇の配管周りの隙間を通じて、室内側の空気にも影響を及ぼすことがあります。目に見える天井のシミがなくても、天井裏でカビが広がっている住宅では、室内にいるとなんとなくカビ臭さを感じたり、なんとなく空気が重く感じられたりするご相談を受けることもあります。天井の見た目がきれいなままでも、内部の状態が室内の空気環境に影響している可能性がある、という点は意外と見落とされがちです。
「シミが小さいから大丈夫」ではない理由
天井のシミの大きさと、内部のカビ・腐朽の進行度は必ずしも比例しません。天井材や断熱材が水を吸収してくれている間は、表面のシミがゆっくりとしか広がらないこともあり、「小さいシミだから様子見でいい」と判断してしまう方も多いのですが、これはとても危険な考え方です。
内部ではすでに、次のようなことが同時に起きている可能性があります。
✔ 断熱材が水を含んで本来の断熱性能を発揮できなくなっている ✔ 野地板の含水率が上昇し、腐朽菌が活性化しはじめている ✔ 天井裏の空気中にカビの胞子が拡散し、室内の空気環境にも影響し始めている ✔ 濡れては乾く、を繰り返すことで木材の収縮・変形が起こり、釘やビスの緩みにつながっている
雪解けのたびに同じ場所にシミが出る、色が年々濃くなっている、シミの範囲がじわじわ広がっている——こうした変化がある場合は、内部ではすでに一定の年数、湿った状態が繰り返されてきたと考えるのが自然です。1シーズンだけの単発の被害であれば軽微なうちに乾燥する可能性もありますが、複数年にわたる再発は「毎年同じ場所が濡れては乾く」というサイクルそのものがカビや腐朽菌にとって理想的な生育環境を作り続けていることを意味します。
第3章|青森市の住まいでできるセルフチェックリスト
まずは「見える範囲」から異変を探す
専門的な調査に入る前に、ご自身でもできるセルフチェックがあります。次の項目に一つでも当てはまる場合は、すが漏れによる内部への水の侵入を疑ってみてください。
✔ 雪解けの時期(2〜3月ごろ)になると、決まって天井の同じ場所にシミが出る ✔ シミの色が茶色っぽく変色していたり、年を追うごとに濃くなっている ✔ 天井裏や小屋裏収納に入ったとき、カビ特有のツンとした臭いがする ✔ 軒先に大きなつらら(アイスダムの兆候)ができやすい ✔ 屋根の雪下ろしをしても、軒先付近にだけ厚い氷の塊が残る ✔ 天井や壁紙の一部が浮いていたり、めくれていたりする
セルフチェックだけでは分からないこと
セルフチェックはあくまで「疑いのきっかけ」であり、実際にどこまで水が侵入し、野地板や断熱材がどの程度の含水率になっているのかは、目で見ただけでは正確に判断できません。特に天井裏は暗く奥行きがあるため、シミの発生源から離れた場所まで水が伝って広がっていることも多く、素人目には被害範囲を見誤りやすい場所です。
「臭いはするけれど、どこから来ているのか分からない」「シミは小さいのに、なぜか天井裏全体にカビ臭がこもっている」——このような場合こそ、感覚ではなく数値と映像で状態を把握できる専門調査が必要になります。
セルフチェックで注意していただきたいのは、ご自身で天井裏や小屋裏収納に無理に入り込んで確認しようとしないことです。天井裏は足場が不安定なうえ、断熱材や電気配線が入り組んでおり、慣れていない方が立ち入ると思わぬケガや、逆に被害箇所を踏み抜いてしまう危険もあります。あくまで目で見える範囲、臭いで気づける範囲にとどめ、それ以上の確認が必要と感じたら専門家に依頼するのが安全です。
判断の目安:様子見でよいケースと、調査を急ぐべきケース
参考として、次のように整理できます。
✔ 様子見でよいケース:シミが1シーズンだけ発生し、翌年以降は再発していない/臭いがなく色の変化もない ✔ 調査を急ぐべきケース:複数年にわたって同じ場所にシミが出ている/カビ臭がする/シミの範囲が広がっている/小屋裏収納内の木材が変色している
季節による見え方の違いにも注意
すが漏れによるシミは、雪解け時期には目立ちやすい一方、夏場は乾燥して色が薄くなり、一見治まったように見えることがあります。しかし、これは内部が完全に乾いたことを意味するとは限りません。表面だけが乾燥し、断熱材の奥や野地板の内部にはまだ湿気が残っているケースもあるため、「夏に見たらシミが薄くなっていたから大丈夫」という判断だけで様子見を続けるのは避けたほうが安心です。
判断に迷った場合は、「様子見でよいケース」に無理やり当てはめようとせず、一度専門家の目で確認してもらうことをおすすめします。特に築15年、20年と経過した住宅では、過去に一度でもすが漏れが起きていて、住まわれているご本人がそれに気づいていない、というケースも実際にあります。前の所有者が応急処置だけで済ませていた、というパターンも中古住宅では珍しくありません。
次の章では、こうした「壁や天井を壊さずに内部を正確に把握する」ための調査方法について解説します。
第4章|壁を壊さず内部を確認する|ファイバースコープ調査と含水率測定
「壊してみないと分からない」を過去にする調査法
すが漏れによる被害を正確に把握するうえで最大のネックになるのが、「天井や壁を壊さないと内部が見えない」という問題です。天井材を大きく解体してから「実はそこまで被害が広がっていなかった」となれば、余計な補修費用と手間がかかってしまいます。逆に、目立った被害のなさそうな範囲を解体せずに放置した結果、実はそこにこそカビや腐朽が広がっていた、というケースも起こり得ます。
そこで有効なのが、内視鏡のように細いレンズを小さな点検口や隙間から挿入し、天井裏・壁内部・床下といった目視できない箇所の映像をその場で確認できる「ファイバースコープ調査」です。
✔ 天井や壁にごく小さな点検口を設けるだけで、内部の映像をリアルタイムで確認できる ✔ 断熱材の種類(グラスウール・セルロースファイバーなど)によって水の含み方や乾きやすさが異なるため、実際の状態を映像で確認したうえで最適な対応を検討できる ✔ 野地板の変色範囲、断熱材の濡れ具合、カビの広がり方を目で見て記録できる ✔ 大掛かりな解体をする前に、被害の範囲をピンポイントで特定できる ✔ 撮影した映像はその場でお施主様にも確認していただけるため、「どこが、どの程度濡れているか」を一緒に共有しながら話を進められる
「削らない・擦らない」ことを基本とするMIST工法®の考え方とも一致する調査方法で、まずは建物へのダメージを最小限に抑えながら、現状を正確に把握することを優先します。むやみに天井を解体してから被害が軽微だったと分かるようなことがないよう、調査と施工の間に「見て、測って、判断する」という工程を挟むことを大切にしています。
数値で語る:木材の含水率測定
映像による確認と合わせて重要なのが、木材の含水率測定です。専用の測定器を野地板や梁などに直接当てることで、その部材が今どれくらい水分を含んでいるかを数値として把握できます。
先ほど触れた通り、構造材の含水率の目安はおおむね20%以下とされ、25%を超えるあたりから木材腐朽菌が活発に働き始めるとされています。「見た目は少し黒ずんでいる程度」でも、含水率を測定すると想像以上に高い数値が出ることも珍しくありません。逆に、シミの色が濃くても含水率が落ち着いていて、内部の乾燥が進んでいるケースもあります。
✔ 感覚や見た目だけに頼らず、数値という客観的な根拠で状態を判断できる ✔ 補修が必要な範囲・不要な範囲を明確に切り分けられる ✔ 施工後の乾燥状況を追跡し、再発の有無を確認する際の基準にもなる
必要に応じて真菌検査も組み合わせる
天井裏の空気中にどの程度カビの胞子が浮遊しているかが気になる場合は、一般社団法人微生物対策協会と連携した真菌(カビ菌)検査を組み合わせることもできます。目に見える汚れの有無だけでなく、室内の空気環境そのものを数値化することで、ご家族の健康面への影響を含めた、より総合的な現状把握が可能になります。
映像(ファイバースコープ)・数値(含水率測定・真菌検査)という2つの客観的な情報を組み合わせることで、「なんとなく気になる」から「どこに、どの程度の被害があるか」という具体的な判断材料へと変わります。調査結果は補修方法や範囲を決めるための土台になるだけでなく、雪解けシーズン後に再調査を行う際の比較データとしても活用でき、対策後にきちんと乾燥・改善しているかどうかを確認する指標にもなります。
換気の流れも合わせて確認する
すが漏れの根本には「屋根に熱がこもる」という問題があるため、調査の際には小屋裏の換気がどの程度機能しているかも重要なチェックポイントになります。風量計を使って小屋裏の空気の流れや換気口の負圧状態を確認することで、換気経路がしっかり機能しているか、それとも塞がれたり不十分だったりしていないかを客観的な数値として把握できます。断熱・気密性能を高めた住宅ほど、この換気の設計が結果に大きく影響するため、カビの調査と合わせて確認しておきたい項目のひとつです。
第5章|すが漏れを防ぐ・広げないためにできること
根本対策は「屋根に熱をこもらせない」こと
すが漏れの根本原因は、屋根面の雪が室内側の熱によって不均一に溶けてしまうことにあります。そのため対策の基本は、屋根や小屋裏に熱をこもらせず、屋根全体を均等に冷たい状態に保つことです。
✔ 小屋裏の断熱・気密性能を見直し、室内の暖気が屋根裏に伝わりにくくする ✔ 小屋裏の換気経路を確保し、こもった熱や湿気を外部へ逃がす ✔ 雪止め金具や融雪設備の設置状況を見直し、軒先への雪の偏りを減らす
これらは新築時の設計段階で対応するのが理想ですが、既存の住宅でも部分的な断熱補強や換気経路の見直しによって、すが漏れのリスクを下げられるケースがあります。屋根の形状や勾配自体を大きく変えることは現実的ではありませんが、軒先の雪処理方法や、小屋裏換気口の増設・清掃といった比較的取り組みやすい対策から見直していくことで、次の雪解けシーズンに向けたリスク低減につながります。
応急処置と根本対応を分けて考える
雪解けシーズンの真っただ中でシミを見つけた場合、まずは室内側にバケツを置く、濡れた天井材が落下しないよう注意する、といった応急的な対応が必要になることもあります。ただし、これらはあくまで「その場をしのぐ」対応であり、屋根内部に侵入した水分やカビ・腐朽の問題そのものは解決していません。
✔ 応急処置:室内への水の被害を最小限に抑える一時的な対応 ✔ 根本対応:内部の調査・乾燥・必要な補修・再発防止策までを含めた対応
雪解けの真っ最中は屋根に上っての作業や大掛かりな補修が難しい時期でもあるため、まずは室内への被害を抑える応急処置で乗り切り、雪がなくなる春以降のタイミングで根本対応に着手する、という段取りが現実的です。ただし「応急処置をしたから終わり」にせず、必ず根本対応の予定まで含めてスケジュールしておくことが、被害の蓄積を防ぐポイントです。
「今年は大丈夫だったから」と根本対応を先延ばしにすると、雪解けのたびに同じ場所へダメージが蓄積し、後になるほど補修範囲が広がってしまう傾向があります。応急処置で見た目のシミが消えても、内部の木材や断熱材はすでに一定期間湿った状態を経験しているため、「表面がきれいになった=内部も無事」とは限らない点に注意が必要です。
定期的な「見えない場所」のチェックを習慣に
豪雪地帯にお住まいの場合、雪解けシーズンが終わったタイミングで、天井や小屋裏の状態を定期的にチェックする習慣を持つことをおすすめします。特に、屋根の葺き替えやリフォームから年数が経っている住宅、過去に一度でもすが漏れの兆候があった住宅は、数年に一度、専門家による調査を挟むことで、被害が深刻化する前に対処しやすくなります。
住宅は一度建てたら終わりではなく、雪や気温といった地域の気候条件に合わせて、少しずつメンテナンスを重ねていくものです。青森県のような豪雪地帯では、こうした「見えない場所の定期チェック」を暮らしのサイクルに組み込んでおくことが、結果的に大きな補修費用を避け、住まいを長持ちさせることにつながります。除雪や雪下ろしのついでに軒先の氷の付き方を観察したり、年に一度は小屋裏収納の臭いを確認したりするだけでも、異変への気づきは大きく変わってきます。
第6章|青森市のすが漏れ・天井カビに関するよくある質問
Q. すが漏れと普通の雨漏りは、どう見分ければいいですか? A. ご自身での見分けは難しいのが正直なところです。目安として、雪解けの時期(2〜3月頃)に限ってシミが出る場合はすが漏れの可能性が高く、雨の多い時期にもシミが出る場合は屋根材そのものの破損による雨漏りの可能性もあります。いずれにしても、まずは内部の状態を確認することが先決です。
Q. シミが小さいのですが、それでも調査は必要ですか? A. 天井表面のシミの大きさと、内部の被害の程度は必ずしも一致しません。小さなシミの奥で、野地板の含水率がすでに高い数値になっているケースもあります。特に複数年にわたって再発している場合は、シミの大きさにかかわらず一度内部を確認しておくと安心です。
Q. ファイバースコープ調査は、天井や壁を大きく壊すのでしょうか? A. いいえ。ファイバースコープ調査は、点検口など小さな開口部からレンズを挿入して内部を確認する方法のため、大掛かりな解体を必要としません。「削らない・擦らない」ことを基本とするMIST工法®の考え方とも共通しており、まずは建物へのダメージを抑えながら現状を把握することを優先します。
Q. カビが見つかった場合、天井を全部張り替える必要がありますか? A. 被害の範囲や進行度によって対応は異なります。含水率測定やファイバースコープ調査の結果、被害が限定的であれば部分補修で対応できることもあります。逆に野地板の腐朽が進んでいる場合は、該当箇所の交換が必要になることもあります。まずは調査で範囲を特定することが、過不足のない補修計画につながります。
Q. 青森市周辺で、こうした調査に対応してもらえる業者はどう選べばいいですか? A. 価格の安さだけで選ぶのではなく、「映像(ファイバースコープ)」「数値(含水率測定)」という客観的な根拠を示しながら調査してくれるかどうかを基準にすることをおすすめします。感覚的な見立てだけで補修範囲や金額を提示する業者よりも、データに基づいて説明してくれる業者の方が、後々の納得感にもつながります。
Q. すが漏れの調査だけを依頼することはできますか? A. はい。まずは現状を把握することが目的の調査のみのご相談も可能です。調査の結果、経過観察で問題ないと判断されることもありますし、補修が必要な場合はその範囲や優先度をあわせてご説明します。調査=即・大掛かりな工事、というわけではありませんので、気になる段階でご相談いただくことをおすすめします。
Q. 賃貸物件や中古で購入した住宅でも、同じように調査できますか? A. 可能です。特に中古住宅の場合、前の所有者がすが漏れの兆候に気づいていなかった、あるいは応急処置のみで済ませていたというケースもあります。購入・入居前後のタイミングで一度天井裏の状態を確認しておくと、将来的なトラブルの予防につながります。
Q. 調査から補修まで、どのくらいの期間がかかりますか? A. 建物の規模や被害の範囲によって大きく異なるため一概にはお伝えできませんが、まずは調査によって被害範囲を特定し、そのうえで補修方法・期間の見積もりをご説明する流れになります。調査自体は天井裏や小屋裏への点検口設置を含めても、比較的短時間で完了することがほとんどです。
まとめ|すが漏れは「凍結融解の仕組み」と「見えない内部の数値化」をセットで考える
青森市をはじめとする日本海側の豪雪地帯では、屋根が壊れていなくても「すが漏れ」によって天井裏にカビや腐朽が広がることがあります。天井のシミは、内部ですでに一定の水分侵入が起きているサインであり、シミの大きさだけで被害の深刻さを判断することはできません。
最後に、今回の内容を振り返っておきましょう。
✔ すが漏れは、屋根の雪が溶けて軒先で凍結し「氷のダム」ができることで発生する、豪雪地帯特有の現象 ✔ 侵入した水分によって野地板や断熱材の含水率が上昇し、20%を超えるとカビ、25%を超えると木材腐朽菌のリスクが高まる ✔ 雪解けのたびに同じ場所にシミが出る、カビ臭がする、といった変化があれば内部調査を検討するサイン ✔ ファイバースコープ調査なら壁や天井を大きく壊さずに内部の映像を確認でき、含水率測定と組み合わせることで被害範囲を数値で把握できる ✔ 業者選びでは、価格だけでなく「映像」と「数値」という客観的な根拠を示してくれるかどうかを基準にする ✔ 調査だけの相談も可能なので、補修の要否を決める前段階として気軽に現状把握から始められる
天井のシミやカビ臭は、日々の暮らしの中では見過ごされがちですが、その裏側では住まいの寿命に関わる変化が静かに進んでいることがあります。「まだ大丈夫」と自己判断する前に、まずは壁や天井を壊さずに内部の状態を確認できる調査から始めてみませんか。
雪解けの時期にだけ現れるシミは、青森県の豪雪地帯で暮らすうえで避けにくい現象である一方、放置期間が長くなるほど内部の被害は静かに広がっていきます。逆にいえば、早い段階で「凍結融解の仕組み」を理解し、映像と数値で内部の状態を正しく把握できれば、被害を最小限に抑えながら、必要な範囲だけを的確に補修することが可能です。
手に負えないカビトラブルは、MIST工法®カビバスターズ仙台へご相談ください📞 青森市をはじめ東北地方の豪雪地帯の住宅事情を踏まえたうえで、ファイバースコープによる映像確認と含水率測定という2つの客観的なデータをもとに、現状を丁寧にご説明いたします。
----------------------------------------------------------------------
カビバスターズ仙台
MPソリューション株式会社
〒980-0013
宮城県仙台市青葉区花京院2-1-61
オークツリー仙台1F
電話番号 022-208-8966
つながらない場合 直通090-8957-8975
----------------------------------------------------------------------

