落下菌検査とは何か
2026/09/19
落下菌検査とは何か
施工の効果、目で見えていますか?📉「落下菌検査」でカビ対策を数値化する方法
こんにちは😊 東北地方のカビトラブルを解決する MIST工法®カビバスターズ仙台です!
「カビ取り施工をお願いしたけれど、本当に効果があったのか見た目では分からない」「施工前後で何が変わったのか、数字で説明してほしい」——施工をご依頼いただいたお客様から、こうしたお声をいただくことがあります。
カビ取り施工は、表面の汚れがきれいになったかどうかを目で見て確認するだけでは、本当に空間の状態が改善したのかを判断しきれません。目に見えない空気中のカビ胞子がどれだけ減ったのかは、専用の検査を行って初めて明らかになります。
今回は、施工の効果を「見える化」するための検査である「落下菌検査」について、どのような方法で行うのか、なぜ必要なのかを詳しく解説していきます。
目次
第1章|落下菌検査とは?空間に漂うカビ胞子の量をレベル判定する検査
空間の「カビ汚染度」を数値で示す検査
落下菌検査とは、空間に漂っているカビの胞子が、一定時間のうちにどれだけ培地の上に落下してくるかを調べることで、その空間のカビ汚染度をレベルとして判定する検査です。付着菌検査が「表面のカビの種類」を、含水率測定が「水分の量」を調べるのに対し、落下菌検査は「空間全体にどれだけカビ胞子が漂っているか」という、空間そのものの状態を映し出す検査です。
レベル表示でわかりやすく判定
検査結果は、多くの場合「レベル1〜4」といった段階で示され、数値が低いほどカビ胞子の少ない清潔な空間、数値が高いほどカビ胞子が多く漂う空間であることを意味します。専門的な数値をそのまま伝えるのではなく、レベルという分かりやすい形で示されることで、施工前後の変化を直感的に比較できるのが特徴です。
✔ 施工前のレベルを確認し、空間の汚染度を把握する ✔ 施工後に同じ場所で再度検査し、レベルがどれだけ改善したかを確認する ✔ 数値で示すことで、目に見えない効果を客観的に証明できる
なぜ「落下」を見るのか
カビの胞子は、空気の流れに乗って空間を漂った後、時間の経過とともに重力で下に落ちていく性質があります。この性質を利用し、一定時間、培地を開放しておくことで、その空間にどれだけの胞子が存在していたかを間接的に測定できる、というのが落下菌検査の基本的な考え方です。
第2章|なぜ落下菌検査が必要なのか|施工前後の効果を「見える化」する役割
「きれいになった」を数値で裏付ける
カビ取り施工の直後は、見た目には汚れがなくなり、きれいになったように感じられます。しかし、空気中に漂うカビ胞子の量は目で見ることができないため、実際にどれだけ改善したのかを確認するには、施工前後で同じ条件のもとに落下菌検査を行い、レベルを比較することが必要です。
✔ 施工前:どの程度カビ胞子が漂っている空間だったのかを記録する ✔ 施工後:同じ場所・同じ条件で再検査し、レベルの変化を確認する
お客様への説明責任を果たすために
「本当に効果があったのか」という疑問に対して、感覚的な説明だけでなく、検査結果という客観的なデータをもって答えられることは、施工を依頼される側にとっても、行う側にとっても重要な意味を持ちます。数値による裏付けがあることで、施工内容への納得感や安心感にもつながります。
再発の兆候にも気づきやすくなる
施工後、一定期間が経過してから再度落下菌検査を行うことで、再発の兆候を早期に発見できる場合もあります。目に見える症状が出る前の段階で数値の変化に気づくことができれば、被害が広がる前に対応することが可能になります。
第3章|落下菌検査の方法|オープンプレート法と判定レベル(1〜4)の基準
オープンプレート法の基本的な流れ
落下菌検査で広く使われているのが「オープンプレート法」と呼ばれる方法です。
検査対象の部屋の中央付近など、代表的な位置に培地入りのシャーレを設置する
ふたを開けた状態で一定時間(数十分程度が目安)そのまま置いておく
時間経過後、ふたを閉じて持ち帰り、一定期間培養する
培地に現れたコロニー(菌の集まり)の数を数え、レベルを判定する
設置する時間や場所の条件をそろえることで、施工前後や複数の部屋の間で公平に比較できるようになります。
判定レベルの考え方
検出されたコロニーの数に応じて、レベル1(清浄)からレベル4(汚染度が高い)といった段階で判定されるのが一般的です。同じ空間でも、換気状況や人の出入り、季節によって数値が変動することがあるため、一度の検査結果だけでなく、施工前後や経過観察としての複数回の検査結果を比較することが重要です。
✔ レベル1〜2:比較的清浄な空間 ✔ レベル3〜4:カビ胞子が多く漂っており、対策の必要性が高い空間
(※レベルの区分や基準は検査機関・検査方法によって異なる場合があります。詳細な数値については検査時にご確認ください)
Q&A
Q. 検査中、部屋を使わないようにする必要がありますか? A. 設置時間中はできるだけ人の出入りや換気を控えていただくと、より正確な数値が得られます。
第4章|医療・学校・保育施設で落下菌検査が重視される理由
衛生管理の一環としての位置づけ
病院や学校、保育施設など、抵抗力の弱い方や小さなお子様が長時間過ごす場所では、空間の衛生状態を客観的な数値で管理することが求められる場面があります。落下菌検査は、こうした施設における衛生管理の一環として、定期的なモニタリングに活用されることがあります。
✔ 医療機関:手術室や処置室など、清浄度の管理が重視されるエリアでの活用 ✔ 学校・保育施設:教室や保健室など、多くの子どもたちが集まる空間の状態確認 ✔ 給食施設・調理場:衛生管理基準の一環としての活用
「見えない安心」を保護者・利用者に伝える手段として
学校や保育施設では、保護者から「空気環境は大丈夫か」といった質問を受けることもあります。落下菌検査の結果という客観的なデータがあれば、感覚的な説明ではなく、根拠を持って安心を伝えることができます。
一般家庭にも応用できる考え方
医療・教育施設ほど厳密な基準は必要なくとも、「小さな子どもがいる」「アレルギー体質の家族がいる」といったご家庭では、同様の考え方で空間の状態を数値化しておくことが、安心材料のひとつになります。
第5章|一般家庭でも落下菌検査は必要?東北地方の気候との関係
一般家庭で検討したいタイミング
一般家庭では、日常的に落下菌検査を行う必要は必ずしもありません。ただし、次のようなタイミングでは検討する価値があります。
✔ カビ取り施工を依頼した際、効果を数値で確認したいとき ✔ 過去に大規模なカビ被害があり、再発の有無を確認したいとき ✔ 新築・リフォーム後、室内の空気環境を確認しておきたいとき
東北地方の気候と空間の汚染度の関係
東北地方は、日本海側の豪雪地帯での長い暖房期間と、太平洋側のやませ・フェーン現象による夏場の湿度上昇という、季節ごとに異なる湿気リスクを抱えています。冬場は窓を開けての換気がしづらく、夏場は湿った空気が室内にこもりやすいという状況が重なり、空間全体にカビ胞子が滞留しやすい条件がそろいやすい地域だと言えます。
換気の習慣と落下菌検査の関係
日頃から意識的に換気を行っているご家庭であっても、実際にどの程度効果が出ているかを実感するのは難しいものです。落下菌検査によって空間の状態を数値化することで、今の換気習慣が十分なのか、見直しが必要なのかを判断する材料にもなります。
第6章|浮遊菌検査・付着菌検査との違いをわかりやすく整理
3つの検査の役割分担
落下菌検査は「空間に落下してくるカビ胞子の量」を、浮遊菌検査は「空気中に漂っているカビ胞子の量」を、付着菌検査は「表面に付着しているカビの種類」を、それぞれ異なる切り口で調べる検査です。
✔ 落下菌検査:施工前後などの「変化」を比較するのに適している ✔ 浮遊菌検査:今現在の空気環境そのものを数値化するのに適している ✔ 付着菌検査:発生しているカビの「正体」を特定するのに適している
どちらを選べばよいか迷ったら
「施工の効果を確認したい」という目的であれば落下菌検査が中心になりますが、「そもそも今の空気環境が気になる」という場合は浮遊菌検査を組み合わせることで、より立体的に状態を把握できます。それぞれの検査の詳しい内容は、各検査を解説した記事もあわせてご覧ください。
含水率測定との関係
空間の汚染度が高い場合、その背景には壁や床下に残る水分が関係していることも少なくありません。落下菌検査で空間の状態を確認すると同時に、含水率測定で発生源となりうる水分の有無を確認することで、根本的な原因への対策につなげることができます。
まとめ|落下菌検査の依頼から結果の見方まで
カビ取り施工の効果は、見た目だけでは正確に判断することができません。落下菌検査によって空間に漂うカビ胞子の量をレベルとして数値化することで、施工前後の変化を客観的に確認し、お客様にも根拠を持ってご説明することができます。
最後に、今回の内容を振り返っておきましょう。
✔ 落下菌検査は、空間に落下してくるカビ胞子の量をレベルで判定する検査 ✔ オープンプレート法により、培地を一定時間開放してコロニー数を数える方法が一般的 ✔ 医療機関・学校・保育施設など、衛生管理が重視される場所で活用されている ✔ 一般家庭でも、施工効果の確認や再発チェックのタイミングで検討する価値がある ✔ 浮遊菌検査・付着菌検査とは調べる対象が異なり、目的に応じた組み合わせが有効
「施工の効果を数字で確認したい」「本当にカビ胞子が減ったのか知りたい」という場合は、落下菌検査によって空間の状態を客観的に把握することから始めてみてください。
手に負えないカビトラブルは、MIST工法®カビバスターズ仙台へご相談ください📞 東北地方の気候特性を踏まえたうえで、落下菌検査をはじめとした客観的なデータをもとに、現状を丁寧にご説明いたします。
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