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仙台市における天カセ周辺天井のカビ増加問題と根本対策

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仙台市で急増する天カセ周辺天井のカビ問題|見えない湿気と空調リスクを徹底解説

仙台市で急増する天カセ周辺天井のカビ問題|見えない湿気と空調リスクを徹底解説

2026/04/08

仙台市で急増する天カセ周辺天井のカビ問題|見えない湿気と空調リスクを徹底解説

空調設備まわりに潜むカビの原因と、建物を守るための専門対策

MIST工法Ⓡカビバスターズ仙台の稲垣です。近年、仙台市内の商業施設・オフィス・ホテル・医療施設など、さまざまな建物において「天井に設置された天カセエアコン周辺のカビ」が急増しています。特に春先から夏にかけて、「天井に黒いシミが出てきた」「エアコンの周りだけカビが広がる」「清掃してもすぐ再発する」といったご相談が非常に多くなっています。

一見すると単なる汚れや経年劣化のように見えるこれらの症状ですが、実際には空調設備・結露・湿度環境・建物構造といった複数の要因が重なり合って発生しているケースがほとんどです。特に仙台市は、冬の寒暖差と春先の急激な気温上昇、さらに梅雨時期の高湿度という特徴的な気候条件があり、天井内部や空調周辺に湿気が溜まりやすい環境となっています。その結果、天カセエアコン周辺はカビが発生しやすい“リスク集中ポイント”になっているのです。

また、天井カビの厄介な点は「見えている部分だけが問題ではない」ということです。天井表面に現れているカビはあくまで一部であり、その裏側や断熱材、配管まわり、さらには天井裏空間にまでカビが広がっているケースも少なくありません。つまり、表面的な拭き取りや簡易清掃だけでは根本的な解決にはならず、再発を繰り返してしまう原因となります。

さらに、天カセ周辺のカビは見た目の問題だけでなく、空気環境にも大きな影響を与えます。エアコンの気流によってカビの胞子が室内に拡散されることで、施設利用者や従業員の健康リスクにつながる可能性もあり、特に医療施設や宿泊施設ではクレームや評価低下の原因にもなりかねません。

私たちはこれまで、仙台市内のさまざまな現場で天井カビの調査・除去・再発防止対策を行ってきました。その経験から言えるのは、「原因を正確に把握し、適切な工程で対処すること」が最も重要だということです。

このブログでは、なぜ天カセ周辺でカビが増えているのか、その具体的な原因から、現場で実際に起きている問題、そして再発を防ぐために必要な対策まで、専門業者の視点からわかりやすく解説していきます。建物の価値と衛生環境を守るために、ぜひ最後までご覧ください。

 

目次

    1.仙台市で増加する天カセ周辺天井カビの現状

    気候変化と建物環境の変化が重なり、天カセ周辺が“カビ集中エリア”になっている理由

    仙台市において、天井カセット型エアコン(いわゆる天カセ)周辺のカビトラブルがここ数年で明らかに増加しています。特にご相談が多いのは、オフィスビル・飲食店・ホテル・医療施設といった「人の出入りが多く、空調が長時間稼働している建物」です。現場でよく見られる症状としては、「天カセの吹き出し口まわりに黒い点状のカビが発生している」「パネルの四隅から放射状にシミが広がっている」「天井材(ジプトーンやクロス)に沿ってカビが浮き出ている」といったケースが挙げられます。

    このような現象が増えている背景には、単なる経年劣化では説明できない複合的な要因があります。まず大きいのが、仙台特有の気候です。冬は外気温が低く、室内との温度差が大きくなるため、天井裏やエアコン内部で結露が発生しやすい状態になります。この冬場に発生した湿気が天井内部や断熱材に蓄積され、春先の気温上昇とともに一気にカビの繁殖環境が整ってしまうのです。

    さらに近年は、建物の気密性・断熱性が向上している一方で、「湿気の逃げ場が少ない構造」になっていることも大きな要因です。本来であれば自然に排出されていた湿気が天井裏や空調周辺に滞留しやすくなり、結果としてカビの発生リスクが高まっています。特に天カセエアコン周辺は、冷暖房運転による温度差、ドレン配管からの微細な水分、空気の流れによる湿気の集中などが重なりやすく、非常にカビが発生しやすい環境となっています。

    また、使用環境の変化も見逃せません。例えば飲食店では調理による水蒸気、ホテルでは入浴や洗濯による湿気、医療施設では加湿管理など、それぞれの用途に応じて室内の湿度が高くなる要因が存在します。これらの湿気が空調によって天井付近に運ばれ、天カセ周辺で滞留することで、カビの温床が形成されていきます。

    さらに重要なのは、「空調設備自体がカビの拡散装置になり得る」という点です。エアコン内部にカビが発生している場合、その胞子は運転と同時に室内へ拡散されます。そして、その胞子が最も付着しやすいのが、風が当たり続ける天井面や吹き出し口周辺なのです。つまり、天カセ周辺のカビは「結果」であり、その裏には空調内部や天井裏に潜む見えない汚染が存在している可能性が高いということです。

    加えて、清掃や管理の限界も影響しています。多くの施設では、天井面の清掃は目視できる範囲に限られており、エアコン内部や天井裏までは十分に管理されていないケースがほとんどです。そのため、表面を拭き取って一時的にきれいになっても、内部に残ったカビが再び表面に現れるという「再発のループ」が起こります。

    このように、仙台市で天カセ周辺のカビが増加している理由は、単一の原因ではなく、「気候」「建物構造」「空調設備」「使用環境」「管理体制」といった複数の要素が重なった結果です。だからこそ、単なる清掃ではなく、原因を見極めたうえでの対策が求められています。

     

    2.天カセ周辺にカビが発生しやすい構造的な理由

    設備・構造・空気の流れが交差する“天井内部の複合リスクゾーン”とは

    天カセ周辺にカビが発生しやすい理由は、単純に「湿気があるから」ではありません。実際の現場で調査を行うと、そこにはエアコン本体・天井材・断熱材・配管・空気の流れといった複数の要素が重なり合い、カビが発生しやすい“構造的な条件”が揃っていることが分かります。つまり天カセ周辺は、建物の中でも特にカビリスクが集中するポイントなのです。

    まず、天井カセット型エアコンは天井内部に本体を埋め込む構造になっています。この時点で、通常の壁掛けエアコンとは異なり、「目に見えない天井裏空間」が常に存在します。この空間は外気の影響を受けやすく、温度差が発生しやすい場所でもあります。特に冬場は天井裏が冷え込み、室内との温度差によってエアコン周辺や配管部に結露が発生しやすくなります。この結露水が断熱材や天井材に吸収されることで、カビの発生条件が整ってしまうのです。

    次に、断熱材の存在も重要なポイントです。本来、断熱材は外気との温度差を抑えるために設置されていますが、施工状況や経年劣化によって隙間ができていたり、湿気を含んだままの状態になっていることがあります。このような状態では断熱材自体が湿気を保持する“スポンジ”のような役割を果たし、長期間にわたってカビの温床となります。特に天カセ周辺は機器設置の都合上、断熱材が切り欠かれていたり、施工が不完全になりやすいため、リスクが高い箇所です。

    さらに見逃せないのが、ドレン配管の存在です。エアコンは冷房運転時に必ず結露水を発生させ、その水をドレン配管を通じて排出します。しかし、この配管まわりでわずかな漏れや結露が起きているケースは少なくありません。たとえ目視で水漏れが確認できないレベルでも、微細な水分が長期間にわたって周囲に影響を与え、結果として天井材や下地材に湿気が蓄積されていきます。

    また、空気の流れもカビの発生に大きく関わっています。天カセエアコンは室内の空気を吸い込み、冷暖房した空気を吹き出す仕組みですが、この循環によって湿気も同時に移動します。特に湿度の高い空気が天井付近に集まりやすく、さらに吹き出し口周辺では温度差が生じるため、結露が発生しやすい条件が整います。つまり、空調の動きそのものが「湿気を集める装置」として働いてしまうことがあるのです。

    加えて、天井材自体の特性も影響します。ジプトーンやクロス仕上げの天井は、表面に微細な凹凸や吸湿性があるため、一度湿気を含むと乾燥しにくく、カビが定着しやすい素材です。特にエアコン周辺は気流の影響でホコリも溜まりやすく、このホコリがカビの栄養源となることで、さらに繁殖を促進させてしまいます。

    このように、天カセ周辺は「結露しやすい」「湿気が溜まりやすい」「乾きにくい」「カビの栄養が集まりやすい」という条件がすべて揃った場所です。そしてこれらはすべて、建物の構造や設備配置によって生まれているため、表面的な清掃だけでは根本的な解決にはなりません。

    実際の現場でも、天井表面のカビを除去しても、天井裏や断熱材、エアコン内部に残ったカビが再び表面に現れるケースが非常に多く見られます。だからこそ重要なのは、「どこに湿気が溜まり、どこでカビが発生しているのか」を構造的に把握することです。

    天カセ周辺のカビ問題は、単なる汚れではなく、建物と設備の仕組みそのものが関係する“構造的な問題”です。この視点を持たずに対処してしまうと、何度でも同じトラブルを繰り返すことになります。根本的な改善には、目に見えない内部環境まで踏み込んだ対策が不可欠です。

     

    3.見落とされがちな「結露」と湿気の影響

    冬の“見えない水分”が春に一気にカビ化する―季節をまたいで進行する湿気リスク

    天カセ周辺のカビ問題を語るうえで、最も見落とされやすいのが「結露」と「内部に蓄積された湿気」の存在です。多くの方は、カビは梅雨や夏の湿気が原因だと考えがちですが、実際の現場では“冬の間にすでに原因が仕込まれている”ケースが非常に多く見られます。つまり、カビの発生は突然起きているのではなく、季節をまたいで徐々に進行している現象なのです。

    仙台市の冬は気温が低く、外気と室内の温度差が大きくなります。このとき建物内部、特に天井裏や天カセ周辺では、暖かい室内の空気と冷えた構造体が接触することで結露が発生します。これは窓ガラスに水滴がつくのと同じ原理ですが、天井裏の場合は目に見えないため、気づかないうちに水分が蓄積されていきます。

    さらに問題なのは、この結露が一時的なものではなく、繰り返し発生するという点です。冬の間、暖房運転によって室内の空気は暖められますが、その空気は天井付近に上昇しやすく、天カセ周辺に滞留します。そして夜間や空調停止時に温度が下がることで、再び結露が発生します。このサイクルが毎日のように繰り返されることで、天井内部や断熱材、エアコン周辺には少しずつ水分が蓄積されていきます。

    また、加湿器の使用も見逃せない要因です。冬場は乾燥対策として加湿器を使用する施設が多く、特に医療施設や宿泊施設では湿度が高めに維持される傾向があります。この湿気が空調の気流によって天井付近に運ばれ、冷えた部分で結露することで、さらに湿気の蓄積が進みます。

    こうして冬の間に蓄積された湿気は、すぐに乾燥するわけではありません。天井裏は通気が悪く、湿気が逃げにくい構造になっているため、水分は断熱材や下地材に留まり続けます。そして春先、気温が上昇し始めると状況が一変します。温度が上がることでカビの活動が一気に活発になり、冬の間に溜め込まれた水分を利用して急速に繁殖を始めるのです。

    このタイミングで初めて、天井表面に黒い斑点やシミとしてカビが現れます。しかし実際には、その時点ですでに内部では広範囲にカビが進行しているケースも少なくありません。つまり、目に見えた時には“かなり進行している状態”であることが多いのです。

    さらに、春は外気の湿度も上昇し始める時期です。雨や雪解け水の影響で建物周辺の湿度が高まり、換気によって取り込まれた湿気が室内に影響を与えます。この外部要因と内部に蓄積された湿気が重なることで、カビの発生条件は一気に整ってしまいます。

    重要なのは、このような結露と湿気の問題は「見えない場所で進行する」という点です。表面的には異常がなくても、天井裏やエアコン内部ではすでにカビの繁殖が始まっている可能性があります。そのため、カビが見えてから対処するのでは遅く、発生前の段階で湿気の状態を把握し、適切な対策を講じることが非常に重要になります。

    天カセ周辺のカビ問題は、単なる清掃や除菌では解決できません。その根本には、季節を通じて蓄積される湿気と結露の問題が存在しています。この“見えない水分の蓄積”をいかにコントロールするかが、カビを防ぐための大きな鍵となるのです。

    4.清掃だけでは解決できないカビ問題の本質

    見えているのは一部だけ―天井内部に広がる“隠れカビ”の実態

    天カセ周辺のカビ問題において、多くの現場で共通しているのが「一度きれいにしたのに、またすぐに再発する」という状況です。これは決して清掃が不十分だからではなく、そもそもカビの発生メカニズムを正しく捉えられていないことが原因です。つまり、表面に見えているカビは“結果”であり、その裏側にはすでに広がっている内部汚染が存在しているケースが非常に多いのです。

    一般的な清掃では、天井のクロスやジプトーンの表面に付着したカビを拭き取ったり、洗剤で除去したりする対応が行われます。確かにこれによって一時的には見た目が改善されますが、カビの根本は表面だけに存在しているわけではありません。むしろ問題なのは、天井材の裏側、断熱材、エアコン内部、配管周辺といった“目に見えない部分”に広がっているカビです。

    カビは湿気と栄養があれば、素材の奥へと入り込みながら繁殖していきます。特に天井材は多孔質であることが多く、表面に見える部分だけでなく、その内部にもカビの菌糸が入り込んでいる可能性があります。この状態で表面だけを除去しても、内部に残った菌糸や胞子が再び表面に現れ、短期間で同じようなカビが発生してしまうのです。

    さらに、天カセ周辺特有の問題として、空調による「胞子の拡散」が挙げられます。エアコン内部にカビが存在している場合、運転と同時に胞子が室内全体に拡散されます。そして、その胞子が再び天井や吹き出し口周辺に付着し、湿気と結びつくことで新たなカビの発生源となります。つまり、表面をいくらきれいにしても、空気中にカビの種が存在している限り、再発は避けられないということです。

    また、天井裏の環境も大きな要因です。多くの建物では、天井裏は換気が不十分で湿気がこもりやすい構造になっています。ここに結露や配管からの微細な水分が加わることで、カビが繁殖しやすい環境が形成されます。そして、この天井裏で発生したカビが、天井材の隙間やエアコンの開口部を通じて表面に現れてくることもあります。このようなケースでは、いくら表面を清掃しても、内部から次々とカビが供給されるため、根本的な解決にはなりません。

    さらに見逃せないのが、清掃による“拡散リスク”です。適切な処理を行わずにカビを拭き取った場合、胞子が空気中に舞い上がり、別の場所に付着してしまうことがあります。これにより、これまでカビがなかった場所にも新たな汚染が広がる可能性があります。つまり、不適切な清掃は問題を解決するどころか、逆に拡大させてしまうリスクもあるのです。

    このように、天カセ周辺のカビ問題は「見えている部分だけを処理すれば解決する」という単純なものではありません。内部に潜む汚染、空気中の胞子、湿気環境といった複数の要素が絡み合いながら、再発を繰り返す構造になっています。

    だからこそ重要なのは、「どこまで汚染が広がっているのか」「どこに原因があるのか」を正確に把握し、それに応じた対策を行うことです。表面的な清掃ではなく、内部環境を含めた総合的なアプローチこそが、カビ問題を本質的に解決するために必要不可欠なのです。

    5.実際に多い天カセ周辺カビの発生事例

    業種ごとに異なる環境が生み出す、天カセ周辺カビの“現場別リアル”

    天カセ周辺のカビ問題は、どの建物でも同じように発生するわけではありません。実際の現場では、オフィス・飲食店・ホテル・医療・福祉施設など、それぞれの用途や運用状況によって発生の仕方や被害の広がり方に特徴があります。ここでは、仙台市内で実際に多く見られる代表的な事例をもとに、そのリアルな状況を解説します。

    まずオフィスビルで多いのが、「気づいたら天カセ周辺だけ黒くなっていた」というケースです。日中は空調が稼働し続ける一方で、夜間や休日は停止するため、温度差による結露が発生しやすい環境になります。また、近年のオフィスは省エネ化により換気量が抑えられていることも多く、湿気がこもりやすい傾向があります。その結果、天井のジプトーンやクロスに沿ってカビが広がり、見た目の悪化だけでなく、来客時の印象低下やクレームにつながるケースも少なくありません。

    飲食店では、さらに深刻な状況になることがあります。調理時に発生する大量の水蒸気や油分を含んだ空気が、空調によって天井へと運ばれ、天カセ周辺に集中します。この環境はカビにとって非常に好条件であり、短期間で広範囲に繁殖するケースが多く見られます。特にラーメン店や居酒屋など、湿気と熱が常に発生している業態では、数ヶ月で天井が黒ずんでしまうこともあります。また、油分が混ざることで通常の清掃では除去しきれず、再発を繰り返す傾向があります。

    ホテルにおいては、「見た目」と「クレームリスク」が大きな問題となります。客室の天カセ周辺にカビが発生すると、宿泊者の目に入りやすく、衛生管理に対する不信感につながります。実際に「天井にカビがあった」という口コミが原因で評価が下がるケースもあり、経営への影響は決して小さくありません。また、客室は入浴や空調使用による湿気が発生しやすく、さらに清掃が短時間で行われるため、天井まで十分に管理が行き届かないことも一因となっています。

    医療施設や福祉施設では、カビの問題は見た目以上に深刻です。空気環境の清潔さが求められるこれらの施設では、天カセ周辺のカビが空気中に拡散されることで、患者や利用者の健康リスクにつながる可能性があります。特に免疫力の低い方が多い環境では、わずかなカビでも問題視されることがあります。また、加湿管理が行われている施設では湿度が高く保たれているため、カビが発生しやすい条件が常に揃っている状態とも言えます。

    さらに共通して言えるのは、「発見が遅れやすい」という点です。天井は日常的に意識して見る場所ではないため、カビがある程度広がってから気づくケースが多く、その時にはすでに内部まで汚染が進行していることも少なくありません。そして表面だけを清掃しても、エアコン内部や天井裏に原因が残っていれば、短期間で再発してしまいます。

    このように、天カセ周辺のカビは建物の用途によって発生要因や被害の内容が異なりますが、共通しているのは「見えない場所から広がり、気づいた時には深刻化している」という点です。だからこそ重要なのは、単なる清掃ではなく、発生環境を踏まえた対策と、早期発見・早期対応の体制づくりです。

    6.カビを防ぐために必要な管理・設備・運用対策

    日常管理の質が結果を左右する―空調・換気・湿度を最適化する実践ポイント

    天カセ周辺のカビを防ぐためには、単に「掃除をする」だけでは不十分です。これまで解説してきたように、カビの発生には結露・湿気・空調の動き・建物構造といった複数の要因が関係しているため、日常的な管理・設備の使い方・運用方法を見直すことが非常に重要になります。ここでは、実際の現場で効果の高い対策を「空調設定」「換気」「湿度コントロール」の3つの観点から具体的に解説します。

    まず重要なのが空調設定の見直しです。多くの施設では、省エネやコスト削減の観点から、空調のオンオフを頻繁に切り替える運用が行われています。しかしこの「断続運転」は、天井内部に結露を発生させる大きな原因となります。特に冬場は、暖房停止後に天井裏が急激に冷えることで結露が発生しやすくなります。そのため、完全停止ではなく「弱運転での継続運転」や「温度差を急激に作らない設定」にすることが有効です。また、冷房時も設定温度を下げすぎると結露が発生しやすくなるため、適正温度(目安として26〜28℃)を意識することが重要です。

    次に換気の考え方です。近年の建物は気密性が高いため、意識的に換気を行わなければ湿気が滞留しやすくなります。特に天カセ周辺は空気が集まりやすい場所であり、適切な換気が行われていないと湿気が抜けず、カビの温床となります。ポイントは「空気の流れを作ること」です。単に換気扇を回すだけでなく、給気と排気のバランスを考え、空気が循環する環境を整える必要があります。例えば、給気口が閉じられていたり、フィルターが詰まっていると、換気が機能していないケースも多く見られます。定期的な点検と清掃が欠かせません。

    そして最も重要なのが湿度コントロールです。カビは湿度60%を超えると活動が活発になると言われており、理想的には50〜60%以内に保つことが望ましいです。しかし実際の現場では、季節や用途によって湿度が大きく変動します。特に飲食店や宿泊施設、医療施設では湿度が高くなりやすいため、除湿機の併用や空調のドライ運転を適切に使い分けることが効果的です。また、湿度計を設置し「見える化」することで、感覚ではなく数値で管理することも重要なポイントです。

    さらに見落とされがちなのが、空調機器そのもののメンテナンスです。エアコン内部にカビが発生している場合、いくら室内環境を整えても胞子が拡散され続けてしまいます。そのため、定期的な分解洗浄や内部点検を行い、カビの発生源を断つことが不可欠です。特に天カセエアコンは構造上、内部に汚れが溜まりやすいため、専門的な清掃が必要になります。

    また、運用面での工夫も大きな効果を発揮します。例えば、営業終了後すぐに空調を停止するのではなく、一定時間送風運転を行うことで内部を乾燥させる、清掃時に天井面も定期的にチェックする、異変を早期に発見できるよう点検ルールを設けるといった取り組みが有効です。こうした小さな積み重ねが、カビの発生を未然に防ぐ大きな差となります。

    このように、天カセ周辺のカビ対策は「設備任せ」ではなく、「人の管理」と「運用の質」によって大きく左右されます。適切な空調設定、計画的な換気、そして継続的な湿度管理。この3つをバランスよく実践することで、カビが発生しにくい環境を維持することが可能になります。そしてそれが、建物の価値を守り、クレームやトラブルを未然に防ぐ最も確実な方法なのです。

    7.MIST工法Ⓡカビバスターズ仙台による専門対応

    原因特定から施工後フォローまで―“再発させない”ための一貫対応

    天カセ周辺のカビ問題は、これまで解説してきた通り「構造」「湿気」「空調」「運用」が複雑に絡み合って発生するため、単なる清掃では解決できないケースがほとんどです。実際の現場でも、「一度きれいにしたのにまた同じ場所にカビが出てきた」というご相談は非常に多く、その多くが“原因にアプローチできていない対処”によるものです。

    MIST工法Ⓡカビバスターズ仙台では、このような再発リスクの高いカビ問題に対して、「調査」「除去」「再発防止」の3つを一体として考えた専門対応を行っています。重要なのは、見えているカビだけを処理するのではなく、“なぜそこにカビが発生したのか”を明確にすることです。

    まず最初に行うのが現地調査です。天カセ周辺のカビは、天井表面だけでなく、エアコン内部、断熱材、天井裏、配管周辺など複数の箇所に原因が潜んでいることが多いため、目視確認だけでなく、状況に応じて天井点検口から内部の状態を確認し、湿気の滞留状況や汚染範囲を把握します。また、カビの発生位置や広がり方から、結露が原因なのか、空調由来なのか、外部要因なのかを見極め、対策の方向性を明確にしていきます。

    次に行うのが除去作業です。ここで重要なのは「素材を傷めず、確実に除去すること」です。天井材や設備は施設ごとに仕様が異なり、強い薬剤や過度な物理的処理を行うと、変色や劣化、さらにはクレームにつながるリスクがあります。そのため、対象素材に応じた専用薬剤と適切な施工方法を用い、カビの根までしっかりと除去していきます。また、天カセエアコン内部にカビが確認された場合は、分解洗浄を含めた対応を行い、発生源そのものを取り除くことが重要です。

    さらに、見落としてはならないのが再発防止の工程です。カビは除去するだけでは不十分で、その後の環境が変わらなければ再び発生してしまいます。そのため、施工後には「なぜ発生したのか」という原因に基づき、具体的な改善提案を行います。例えば、空調の運転方法の見直し、換気の改善、湿度管理の強化、断熱や配管まわりの補修など、現場ごとに最適な対策を提示します。

    また、施設管理者の方にとって重要なのは「継続的な管理」です。そこで、必要に応じて定期点検やメンテナンスのご提案を行い、カビが再発しにくい状態を維持できる体制づくりをサポートします。特に天カセ周辺は、日常清掃では手が届きにくい箇所であるため、専門的な視点での定期チェックが大きな効果を発揮します。

    私たちが大切にしているのは、「その場だけきれいにする」のではなく、「長期的に安心できる環境をつくる」ことです。カビは一度発生すると完全にゼロにすることは難しいものですが、正しい知識と適切な対策によって、発生リスクを大きく下げることは可能です。

    天カセ周辺のカビでお困りの場合は、見える部分だけで判断せず、ぜひ一度専門的な調査をご検討ください。原因を正しく把握し、適切に対処することで、再発のない快適な空間を実現することができます。

     

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