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仙台市における農産物保管庫の結露カビ増加問題とその対策

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春から夏に急増する仙台市の農産物保管庫の結露カビ問題|品質低下と損失を防ぐ専門対策

春から夏に急増する仙台市の農産物保管庫の結露カビ問題|品質低下と損失を防ぐ専門対策

2026/04/03

春から夏に急増する仙台市の農産物保管庫の結露カビ問題|品質低下と損失を防ぐ専門対策

温度差・湿度・換気不足が引き起こす見えないリスクと、現場で実践すべき管理と除カビ対策

MIST工法Ⓡカビバスターズ仙台の稲垣です。
東北地方、とくに仙台市では、雪解けを迎える春先から気温と湿度が急激に上昇し、建物内の環境が大きく変化します。この時期、私たちのもとに急増するご相談のひとつが「農産物保管庫のカビ問題」です。とくにじゃがいもや玉ねぎ、米、果物などを扱う保管施設では、結露をきっかけとしたカビの発生が品質劣化や廃棄ロスに直結し、経営に大きなダメージを与えるケースが少なくありません。

一見すると清潔に見える保管庫でも、壁面や天井裏、パレット下、冷蔵設備周辺など、目に見えにくい場所でカビが進行していることが多く、「気づいたときには被害が広がっていた」という声も非常に多いのが現状です。さらに、農産物は水分を含みやすく、周囲の湿度環境の影響を受けやすいため、保管方法や設備状況によっては短期間でカビが拡大してしまうリスクもあります。

また、仙台特有の気候として、昼夜の寒暖差や梅雨時期の高湿度、さらには沿岸部では湿った空気の流入などが重なり、結露が発生しやすい環境が整ってしまいます。この「結露」がカビの発生源となり、単なる清掃では解決できない深刻な問題へと発展していきます。

本記事では、こうした農産物保管庫における結露カビの発生メカニズムから、実際の現場で多く見られる被害事例、そして再発を防ぐための具体的な管理方法や設備対策まで、専門業者の視点で詳しく解説していきます。さらに、私たちMIST工法Ⓡカビバスターズ仙台が実施している調査・除カビ・再発防止の取り組みについてもご紹介し、皆さまの大切な農産物と施設環境を守るための一助となれば幸いです。

 

目次

    1.なぜ春から夏に農産物保管庫でカビが急増するのか

    雪解け後の湿度上昇と寒暖差が引き起こす結露連鎖の実態

    仙台市において、農産物保管庫のカビ問題が春から夏にかけて急増する背景には、東北特有の気候条件が大きく関係しています。冬の厳しい寒さから一転し、春先になると気温が上昇し始め、同時に雪解け水の影響で空気中の湿度も一気に高まります。この「気温上昇」と「湿度増加」が重なることで、保管庫内では結露が発生しやすい環境が整ってしまうのです。

    特に仙台は、内陸と沿岸の両方の気候特性を持つ地域であり、日中と夜間の寒暖差が比較的大きいのが特徴です。昼間は暖かく、夜間は冷え込むというサイクルが繰り返されることで、建物内部と外気の温度差が発生しやすくなります。この温度差こそが結露の大きな原因です。暖かく湿った空気が、冷えた壁面や天井、金属部材に触れることで水滴となり、これがカビの発生源となっていきます。

    農産物保管庫の場合、この問題はさらに深刻です。なぜなら、保管されている農産物自体が水分を含んでいるため、庫内の湿度が外気以上に高くなりやすいからです。例えば、収穫されたばかりの野菜や果物は呼吸をしており、微量ながら水分を放出しています。この水分が密閉された空間に蓄積されることで、湿度はさらに上昇し、結露の発生リスクを高めます。

    また、冷蔵設備を使用している保管庫では、「温度差」がより顕著になります。冷却された空気と外気の暖かい空気が接触することで、出入口付近や壁面、天井裏などに結露が集中しやすくなります。とくに出入りが多い施設では、外気が頻繁に流入するため、結露の発生と乾燥が繰り返される「結露サイクル」が形成され、結果としてカビが繁殖しやすい環境が維持されてしまいます。

    さらに見落とされがちなのが、断熱性能や気密性の問題です。古い保管庫や簡易的な倉庫では、断熱材が不十分であったり、隙間風が入りやすい構造になっていることが多く、外気の影響を直接受けてしまいます。その結果、部分的に温度ムラが生じ、「冷たい場所」と「暖かい場所」が混在する状態となり、結露の発生ポイントが点在します。このような環境では、目に見える場所だけでなく、壁の裏側や天井裏、パレットの接地面など、普段確認できない箇所でカビが進行していきます。

    加えて、梅雨時期に入ると状況はさらに悪化します。仙台でも6月頃から湿度が高い日が続き、換気が不十分な保管庫では湿気がこもりやすくなります。この時期は「結露+高湿度」というカビにとって最も好条件が揃うため、一気に繁殖が進みやすくなります。カビは目に見えるまでに時間差があるため、発見した時点ではすでに広範囲に広がっているケースも少なくありません。

    このように、仙台市の春から夏にかけての気候は、農産物保管庫にとって非常に厳しい環境を生み出します。単なる清掃や表面的な対策では、この結露を起点としたカビの発生を抑えることは難しく、温度・湿度・換気・構造といった複数の要因を総合的に管理していく必要があります。カビの発生は偶然ではなく、「環境が整った結果として必然的に起きている」という認識を持つことが、根本的な対策への第一歩となります。

     

    2.農産物保管庫に潜む結露リスクの正体

    温度・湿度・空気の滞留が引き起こす“見えない結露ゾーン”の実態

    農産物保管庫における結露カビの問題は、単に「湿気が多いから発生する」という単純なものではありません。実際の現場では、「温度差」「湿度」「換気不足」という3つの要素が同時に重なることで、カビが発生しやすい危険な環境が形成されています。この3つのバランスが崩れたとき、目に見えないところで結露が発生し、それがカビの温床となっていくのです。

    まず最も大きな要因となるのが「温度差」です。農産物保管庫では、冷蔵設備や外気との関係により、空間内に温度ムラが生じやすくなっています。例えば、冷却機の近くは低温に保たれている一方で、出入口付近や上部空間は外気の影響を受けて温度が上昇しやすい傾向があります。このような温度差が存在すると、暖かく湿った空気が冷たい部分に触れた際に結露が発生します。特に天井や壁面の金属部分、断熱が不十分な箇所では、この現象が顕著に現れます。

    次に重要なのが「湿度」です。農産物は収穫後も呼吸を続けており、微量ながら水分を放出しています。この水分が庫内に蓄積されることで、湿度は自然と上昇していきます。また、外気の流入や雨天時の搬入作業なども湿度を高める要因となります。湿度が高い状態では、わずかな温度差でも結露が発生しやすくなり、カビの繁殖条件が一気に整ってしまいます。特に相対湿度が70%を超える状態が続くと、カビは急速に増殖する傾向にあります。

    そして見落とされがちなのが「換気不足」です。多くの保管庫では、温度管理を優先するあまり、外気の取り入れが制限されているケースが少なくありません。その結果、空気が滞留し、湿気が逃げ場を失った状態になります。空気が動かない環境では、局所的に湿度が高まる「湿気だまり」が発生し、そこが結露とカビの発生ポイントとなります。特にパレットの下や壁際、荷物の隙間などは空気の流れが悪く、カビの温床になりやすい典型的な場所です。

    さらに、この3つの要素が複合的に作用すると、「結露の繰り返し」という現象が起こります。例えば、日中は温度が上昇して結露が一時的に乾燥し、夜間に再び温度が下がることで再度結露が発生する。このサイクルが繰り返されることで、建材や保管棚、パレットなどに水分が蓄積され、カビが定着しやすい環境が形成されていきます。表面が乾いているように見えても、内部に湿気が残っているケースは非常に多く、これが「清掃しても再発する」原因のひとつです。

    また、建物構造の問題も無視できません。断熱材の欠損や施工不良、気密性の低さがある場合、外気の影響を直接受けやすくなり、局所的な温度差がさらに拡大します。こうした場所では、目に見えない壁内部や天井裏で結露が発生し、気づかないうちにカビが広がっていくことがあります。

    このように、農産物保管庫に潜む結露リスクの正体は、「単一の原因」ではなく、「温度差・湿度・換気不足」という複数の要因が絡み合った結果として生まれています。つまり、どれか一つだけを対策しても根本的な解決にはならず、全体の環境バランスを見直すことが不可欠です。カビ対策において重要なのは、「発生したカビを除去すること」だけでなく、「なぜその場所に結露が起きているのか」を把握し、環境そのものを改善していく視点なのです。

     

    3.見落とされがちな保管庫内部のカビ発生ポイント

    目に見えない場所ほど危険|日常点検では気づけないカビ発生ゾーンの実態

    農産物保管庫におけるカビ問題は、目に見える場所だけで発生しているわけではありません。むしろ実際の現場では、「普段確認しない場所」「見えにくい場所」「作業の邪魔にならない場所」にこそカビが潜んでいるケースが非常に多く見られます。こうした見落とされがちなポイントを把握しておかないと、表面的には問題がないように見えても、内部では確実にカビが広がっているという状況に陥ってしまいます。

    まず代表的なポイントが「天井」です。保管庫内では暖かい空気が上昇するため、湿気も同時に天井付近に溜まりやすくなります。そこに温度差が加わることで結露が発生し、天井材の裏側や梁、配管まわりにカビが繁殖していきます。特に断熱が不十分な建物では、外気の影響を受けて天井面が冷やされやすく、結露が慢性的に発生する環境が形成されます。しかし、天井は日常的に目視確認される機会が少ないため、気づいたときには広範囲にカビが進行しているケースが多いのが実情です。

    次に「壁面」です。一見きれいに見える壁でも、実際には温度差が生じやすい箇所であり、特に外壁に面している部分やコーナー部分では結露が発生しやすくなります。また、棚や荷物が壁に密着している場合、その裏側は空気の流れが遮断され、湿気がこもることでカビの温床となります。壁紙や塗装の裏側、石膏ボード内部など、目に見えない層でカビが進行しているケースも多く、表面清掃では対応できない問題に発展します。

    さらに重要なのが「パレット下」です。農産物を保管する際、多くの場合パレットを使用して床から浮かせる構造になっていますが、このパレット下の空間は非常にカビが発生しやすい環境です。理由としては、空気の流れが悪く湿気が滞留しやすいこと、そして清掃や点検が行き届きにくいことが挙げられます。特に木製パレットの場合は水分を吸収しやすく、一度湿気を含むと乾燥しにくいため、カビが根付きやすい状態になります。ここで発生したカビは、保管している農産物へと二次的に広がるリスクもあるため、非常に注意が必要です。

    そして見逃せないのが「冷蔵設備周辺」です。冷却機器や配管まわりでは、温度差による結露が集中的に発生します。特にドレンパンや配管接続部、冷気の吹き出し口付近では、水分が常に存在する状態になりやすく、カビの繁殖条件が揃いやすい環境です。また、冷蔵設備の裏側や機械室内部などは、点検の頻度が低くなりがちなため、カビの発見が遅れる傾向にあります。機械の振動や温度変化によって結露が繰り返されることで、周囲の建材にも影響を及ぼし、広範囲にカビが拡大する可能性もあります。

    このように、農産物保管庫におけるカビは「見える場所」よりも「見えない場所」で発生・拡大していることが多く、日常的な清掃だけでは完全に把握することは困難です。重要なのは、どこにカビが発生しやすいのかという“ポイント”を理解し、定期的に確認する体制を整えることです。カビは発生初期であれば被害を最小限に抑えることができますが、見落としが続くと建物全体や保管物にまで影響を及ぼす深刻な問題へと発展します。

    だからこそ、保管庫の管理においては「見える範囲の清掃」だけで満足するのではなく、「見えないリスクを想定した点検と対策」が不可欠です。これが、農産物の品質を守り、安定した保管環境を維持するための重要なポイントとなります。

     

    4.清掃だけでは防げないカビ問題の本当の原因

    “拭いても再発する理由”はここにある|内部環境と建物構造に潜む根本リスク

    農産物保管庫におけるカビ問題は、「清掃しているのにまた発生する」という声が非常に多いのが特徴です。現場でも、「定期的に拭き取りをしている」「薬剤を使って除菌している」といった対策を講じているにもかかわらず、短期間で再発してしまうケースを数多く見てきました。この原因は明確で、カビの問題が“表面だけの問題ではない”ことにあります。

    一般的な清掃や除菌は、あくまで目に見えている表面のカビや汚れを取り除く作業です。しかし、実際のカビは建材の内部や裏側、空気中に存在しており、目に見える部分は氷山の一角に過ぎません。例えば、壁面に黒い点状のカビが見えている場合、その裏側の石膏ボード内部や断熱材にまで菌糸が広がっているケースが非常に多く、表面だけを拭き取っても根本的な除去にはなっていないのです。

    さらに重要なのが「内部環境」の問題です。カビは“原因があるから発生する”ものであり、その原因の多くは温度・湿度・空気の流れにあります。農産物保管庫では、前述の通り湿度が高くなりやすく、さらに換気が不十分な環境が重なることで、カビにとって理想的な繁殖条件が整っています。この状態が改善されない限り、どれだけ清掃を繰り返しても、再びカビは発生してしまいます。

    特に問題となるのが「結露の繰り返し」です。昼夜の寒暖差や冷蔵設備の影響により、建物内部では日常的に結露が発生しています。この結露によって建材が湿り、その状態が長時間続くことで、カビが根付く環境が形成されます。しかも、結露は表面だけでなく、壁内部や天井裏など見えない場所でも発生するため、気づかないうちにカビが進行していきます。

    また、「構造的な問題」も見逃せません。例えば、断熱材の施工不良や経年劣化による性能低下、気密性の不足などがある場合、外気の影響を受けやすくなり、局所的な温度差が生じます。このような場所では、結露が発生しやすく、カビの発生ポイントが固定化される傾向にあります。さらに、壁内に空気の流れがない構造や、湿気が抜けにくい設計になっている場合、一度湿気が入り込むと長期間滞留し、カビが慢性的に発生する環境となってしまいます。

    農産物保管庫特有の問題としては、「保管物そのものが湿度を生む」という点も挙げられます。野菜や果物は呼吸によって水分を放出するため、庫内の湿度は常に上昇傾向にあります。この状態で換気や除湿が不十分だと、空間全体が高湿度状態となり、カビの発生を加速させてしまいます。つまり、建物だけでなく、保管している農産物も環境要因の一部として考える必要があるのです。

    このように、カビ問題の本質は「表面の汚れ」ではなく、「環境と構造」にあります。だからこそ、単なる清掃ではなく、原因を特定し、その原因に対してアプローチすることが重要です。具体的には、結露が発生している箇所の特定、湿度のコントロール、換気経路の見直し、断熱・気密性能の改善など、多角的な対策が求められます。

    現場で本当に必要なのは、「見えているカビを取ること」ではなく、「カビが発生しない環境をつくること」です。そして、そのためには専門的な調査と知識に基づいた対策が不可欠です。清掃だけでは解決できない理由を正しく理解することが、再発を防ぎ、農産物の品質と保管環境を守るための第一歩となります。

    5.実際に多い農産物保管庫のカビ発生事例

    現場で起きている“見えない損失”|カビが引き起こす品質低下と経営ダメージの実態

    農産物保管庫におけるカビ問題は、単なる衛生上の問題にとどまらず、品質劣化や腐敗、さらには出荷停止といった深刻な被害へと直結します。実際の現場では、「少しのカビだから大丈夫」と見過ごされたことがきっかけで、大量廃棄や取引停止にまで発展するケースも少なくありません。ここでは、仙台市および東北エリアで実際に多く見られるカビ発生事例について、現場視点で解説していきます。

    まず最も多いのが、「保管中の農産物への直接的なカビ付着」です。例えば、じゃがいもや玉ねぎの保管庫では、パレット下や壁際に発生したカビが徐々に拡散し、箱や袋を介して農産物へと移行するケースがあります。初期段階では表面にわずかな変色が見られる程度ですが、気づかずに放置すると内部まで腐敗が進行し、商品として出荷できなくなってしまいます。特に湿度が高い状態が続くと、数日から数週間で被害が一気に広がることもあり、結果として数百キロ単位での廃棄が発生することも珍しくありません。

    次に多いのが、「結露による腐敗の誘発」です。天井や冷蔵設備周辺に発生した結露が水滴となって落下し、農産物に直接付着することで局所的な腐敗が始まるケースです。この水分がカビの発生源となり、周囲の農産物にも影響を及ぼします。特に米や穀物の保管では、袋の表面に付着した水分が内部に浸透し、気づかないうちにカビが繁殖していることもあります。見た目では問題がないように見えても、内部でカビが進行している場合、出荷後のクレームや返品につながるリスクも高まります。

    また、「保管庫自体の汚染による二次被害」も深刻です。壁面や天井、パレット、棚などにカビが定着している場合、そこから常に胞子が空気中に放出され、庫内全体に拡散していきます。この状態では、新たに搬入された農産物にもカビが付着しやすくなり、被害が連鎖的に広がっていきます。特に換気が不十分な保管庫では、胞子濃度が高まりやすく、短期間で広範囲に影響が及ぶ傾向があります。

    さらに問題となるのが、「出荷停止や取引への影響」です。食品を扱う以上、衛生管理は非常に重要視されます。カビの発生が確認された場合、出荷先からの検査や指摘を受け、出荷を一時停止せざるを得ないケースもあります。また、一度クレームが発生すると、取引先からの信頼低下につながり、継続的な取引に影響を及ぼす可能性もあります。実際に、「一度のカビトラブルで取引先を失った」という事例もあり、単なる設備問題ではなく、経営リスクとして捉える必要があります。

    加えて、「作業環境への影響」も見逃せません。カビが発生している環境では、作業員の健康リスクも高まります。カビ臭や胞子の吸引によって体調不良を引き起こす可能性があり、作業効率の低下や人員確保の問題にもつながることがあります。特に長時間作業を行う現場では、空気環境の悪化が深刻な問題となります。

    このように、農産物保管庫におけるカビの被害は、「品質劣化」「腐敗」「廃棄」「出荷停止」「信頼低下」「作業環境悪化」といった複数の問題を同時に引き起こします。そしてこれらはすべて、結露や湿度管理の不備といった環境要因から始まっているのです。

    重要なのは、これらの事例が決して特別なものではなく、多くの現場で実際に起きている“現実”であるということです。カビは気づいたときにはすでに広がっていることが多く、早期発見と予防が何よりも重要です。農産物の価値を守るためには、保管環境そのものを見直し、カビが発生しない状態を維持することが不可欠です。これが結果的に、安定した品質と信頼を守ることにつながっていきます。

     

    6.カビを防ぐために必要な管理・設備・運用対策

    発生させない環境づくりがすべて|湿度・換気・温度を制御する実践管理のポイント

    農産物保管庫におけるカビ対策で最も重要なのは、「発生してから対処する」のではなく、「発生しない環境をつくる」ことです。そのためには、湿度・換気・温度という3つの要素を適切に管理し、結露を起こさない状態を維持することが不可欠です。ここでは、実際の現場で効果的とされる具体的な管理・設備・運用のポイントについて解説します。

    まず最優先となるのが「湿度管理」です。カビは湿度が高い環境で急速に繁殖するため、庫内の相対湿度を適正範囲に保つことが基本となります。目安としては、可能な限り60%前後、少なくとも70%以下を維持することが望ましいとされています。そのためには、除湿機の設置や空調設備の見直しが有効です。特に春から夏にかけては外気湿度が高くなるため、単に外気を取り入れるだけでは逆効果になることもあり、状況に応じた除湿制御が重要になります。また、湿度計を複数箇所に設置し、「見える化」することで、局所的な湿度上昇にも気づきやすくなります。

    次に重要なのが「換気」です。保管庫内の空気が滞留すると、湿気がこもり、結露やカビの発生を招きます。そのため、適切な換気経路を確保し、空気を循環させることが必要です。ただし、やみくもに換気を行うのではなく、「いつ・どのように換気するか」がポイントになります。例えば、外気の湿度が低い時間帯(晴天時の昼間など)に換気を行うことで、庫内の湿気を効率よく排出することができます。さらに、サーキュレーターや送風機を活用して空気の流れを作ることで、パレット下や壁際といった空気が滞りやすい場所の改善にもつながります。

    そして「温度コントロール」も欠かせません。温度差が大きいほど結露は発生しやすくなるため、庫内の温度をできるだけ均一に保つことが重要です。冷蔵設備を使用している場合は、設定温度だけでなく、庫内全体に均一に冷気が行き渡っているかを確認する必要があります。温度ムラがあると、局所的に結露が発生しやすくなり、カビの発生ポイントとなってしまいます。また、外気との温度差を急激に作らないよう、搬入出時の扉開閉時間を短縮する、エアカーテンを設置するなどの工夫も有効です。

    さらに、「保管方法の見直し」も重要な対策のひとつです。農産物を壁に密着させて保管すると、空気の流れが遮断され、湿気がこもりやすくなります。そのため、壁から一定の距離を確保し、空気が循環できるスペースを確保することが大切です。また、パレットの配置も重要で、通気性を確保するレイアウトにすることで、湿気の滞留を防ぐことができます。定期的に配置を見直すことも、カビ対策として有効です。

    加えて、「日常点検と記録管理」も欠かせません。温度・湿度の記録を継続的に取ることで、異常の早期発見が可能になります。「いつもと違う」を見逃さないためには、数値での管理が非常に有効です。また、結露が発生しやすい箇所や過去にカビが発生した場所を重点的にチェックすることで、再発防止につながります。

    このように、カビ対策は単一の方法で解決できるものではなく、湿度・換気・温度のバランスを取りながら、設備と運用の両面で継続的に管理していくことが重要です。現場ごとに条件は異なりますが、「結露を起こさない」「湿気を溜めない」「空気を動かす」という基本を徹底することで、カビの発生リスクは大きく低減できます。

    農産物の品質を守るためには、日々の管理の積み重ねが不可欠です。そしてその管理こそが、安定した出荷と信頼の確保につながっていきます。カビは防げる問題です。そのためには、正しい知識と実践が何よりも重要となります。

     

    7.MIST工法Ⓡカビバスターズ仙台による専門対策

    原因特定から再発防止まで一貫対応|現場に合わせた最適なカビ対策の実践

    農産物保管庫におけるカビ問題は、単なる清掃や一時的な除菌では解決できません。重要なのは、「なぜ発生したのか」を正確に把握し、その原因に対して的確に対処することです。私たちMIST工法Ⓡカビバスターズ仙台では、表面的な処理ではなく、発生原因の特定から除去、そして再発防止までを一貫して行う専門対策を提供しています。

    まず最初に行うのが「現地調査」です。カビの発生箇所だけを見るのではなく、保管庫全体の環境を確認します。具体的には、温度・湿度の測定、結露の発生状況、空気の流れ、断熱・気密の状態、換気設備の有無や運用状況など、多角的にチェックを行います。また、目に見えない部分、例えば天井裏や壁内部、パレット下なども含めて確認し、「どこで」「なぜ」カビが発生しているのかを明確にしていきます。この原因特定こそが、再発防止の鍵となります。

    次に行うのが「除カビ施工」です。カビは表面だけでなく、建材の内部や微細な隙間にも入り込んでいるため、単なる拭き取りでは不十分です。私たちは、素材を傷めないよう配慮しながら、カビの根までしっかりと除去する専用の施工を行います。天井、壁面、パレット、設備周辺など、それぞれの材質や状態に合わせた方法で対応し、見えているカビだけでなく、再発の原因となる菌の残存を抑えることを重視しています。

    さらに重要なのが「再発防止対策」です。除カビ後の環境が改善されていなければ、いずれ再びカビは発生します。そのため、調査結果をもとに、湿度管理の見直し、換気経路の改善、温度差の是正、保管方法の調整など、現場に合わせた具体的な改善提案を行います。例えば、空気の流れが悪い箇所には送風機の設置を提案したり、結露が発生しやすい部分には断熱補強のアドバイスを行うなど、実務に即した対策を重視しています。

    また、運用面でのサポートも欠かしません。どれだけ設備を整えても、日々の管理が適切でなければ効果は持続しません。そのため、温度・湿度の管理方法や点検ポイント、注意すべき季節変化への対応など、現場スタッフの方が実践できる形でのアドバイスも行っています。「どこを見ればいいのか」「どのタイミングで対処すべきか」が分かることで、カビの早期発見と予防が可能になります。

    さらに、必要に応じて定期的なフォローや再点検を実施し、環境の変化に応じた対策の見直しも行います。農産物保管庫は季節や保管物によって環境が大きく変わるため、一度の対策で終わりではなく、継続的な管理が重要です。

    私たちが大切にしているのは、「その場だけきれいにすること」ではなく、「長期的にカビが発生しない環境をつくること」です。そのために、調査・施工・改善・運用サポートまでを一体として提供し、現場ごとに最適な対策を行っています。

    農産物は生産者の努力の結晶であり、その品質を守ることは非常に重要です。カビによる損失を防ぐためには、早期の対応と正しい対策が不可欠です。もし現在、少しでも不安や異変を感じている場合は、それが大きな被害につながる前に、ぜひ専門的な視点での確認をおすすめします。私たちMIST工法Ⓡカビバスターズ仙台は、現場に寄り添いながら、確実な除去と再発防止で皆さまの大切な環境を守ってまいります。

     

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